前出でも記事にしたが、国鉄時代の特急色が復活したり、地方色でも転出先で整備され、そのまま運行されたりと、この時代次々と果敢なアイディアが生まれて、鉄道ファンならずとも目を楽しませてくれる鉄道。確かに収支だけを考えると、どえらい事になっているのは事実だが、少しでも好転することを祈りつつ、我々も少しでも鉄道に乗ることを心掛け、その積み重ねで存続を願いたいものだ。
学生時代によく通った中央線界隈。ここ三鷹付近は、普段は赤色の電車が行き来しているのだが、時より長距離の列車達が檜舞台に躍り出て、少年たちの心を釘付けにする。当時、茶色い電機よりも少年たちには特急電車の方がインパクトがあったようで、通過時間が近づくと踏切の周りに集まってきていた。確かに、当時の特急「あずさ」が姿を現わすと、いつもの線路端の空気が変わるというか、食い入るように見つめる少年たちがとても印象的だった。今回は、そんなことを思いながら、撮影した181系「あずさ」。もちろんアントンKも、当時から181系電車は好きで、まだ慣れないカメラを向けていたことを思い出している。さて、当時憧れをもって見つめていた少年たち、今でも鉄道ファンでいてくれるのだろうか・・・
1975-04 13M あずさ7号 Tc181 中央東線:三鷹付近
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