アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

トワイライトEXPの終焉

2015-02-15 18:00:00 | 鉄道写真(EL)

いよいよ春のダイヤ改正まで1か月と迫ってきた。毎年この時期は、何かと気ぜわしく体調も悪くなるので、1年で一番辛い季節だ。テレビCMも多くなってきたが、この改正の目玉は、何といっても北陸新幹線の金沢開業だろう。初日一番列車の乗車券が瞬時に売り切れとか。廃止になる夜行列車の方も乗りたくても乗れない状況らしい。どうなってるの?と言いたくなる。昔からそのような傾向はあるだろうが、特に最近はエスカレートしているように思えてならない。それだけ、鉄道が社会の関心事になったということなのかな。確かに20年前と比べたら、鉄道ファンの認知度は上り、ファンの数も増えていることは間違いないのだから・・

先日関西に行った際に撮影した「トワイライトEXP」。時間に余裕もなかったから、手軽な塚本駅ホームで撮影したが、ここは、あまり撮影条件が良ろしくない。ほぼ逆光線での撮影になるためだ。案の定、ホームに上がった時には、撮影者は2~3人でまったり。やれやれとしているのもつかの間に、通過5分前に「ドドゥ~」20~30人に一気に膨れ上がった。おそらく大阪方面から追いかけてきた連中だろう。小学生くらいだろうか、真剣な眼差しで撮影ポイントを吟味していたが、こういうところは、関東ではなかなか出会えないチビッコファンであり、とても微笑ましく、かつ頼もしく思った。

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2015(H27)-01-24  回8002レ  EF81103 トワイライトEXP JR西日本/東海道本線:塚本にて


さよなら東急7600系

2015-02-14 19:00:00 | 鉄道写真(私鉄)

先日、馴染み深かった最後の東急7600系が廃車回送されたのでお別れをしてきた。

先頭部の形状から「ダイヤモンドカット」と呼ばれたこの電車、元は7200系という旧7000系に並ぶ名車だ。昭和40年代から、通学のために東横線でこの7200系に乗り、当時の鉄仲間と乗り鉄で楽しんだもの。この時は、7000系も7200系も全盛時代で、青ガエルこと旧5000系も走っていたから、随分近代的にみえたものだった。もっとも、この時代7200系にはクーラーなどの装備はなく、急行運用では8連でかっ飛ばしていたことが懐かしく思い出される。特に当時渋谷寄りの先頭車デハ7259がお気に入りであった。こいつは今どこへ行ったんだろう・・・

そんなことを思い出しながら、緑が丘のホームに立ち、回送列車の通過を待った。最近随分と近代化された緑が丘の駅。一頃の面影などは皆無となり、大きなドーム型の天井が立派だ。自動音声の放送が入り、ホームに赤いビームが走る。どこもかしこも、機械に操られている心境だ。そんな中、検束車に連れられて、3連の7600系がゆっくり姿を現した。先月最後に乗ったデハ7661をホームから見えなくなるまで見送った・・

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2015(H27)-02-12        7601F 回送            東急電鉄/大井町線:緑が丘


東京駅100周年の山手線

2015-02-11 18:00:00 | 鉄道写真(EC)

山手線にも東京駅100周年を記念したラッピングしたE231系が走っている。

かつての73系を模したのか、はたまた単に東京駅のレンガの茶色になったのかわからないが、車体全体に茶色のラッミングがされている山手線は、なかなか目立つ存在になっている。個人的には、全面付近のラッピングがまだ足りず、もっとしっかり茶色の縁取りをしてほしかったところ。広告電車も何編成かあるようだが、今では車体にシールを張る技術もかなり進んでいると聞いた。塗装するより簡単で安く早いということか。経年で退色などしないのかな、とも思うがはたして・・・

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2015(H27)-02-03           山手線 E231(514)編成      JR東日本/山手線:恵比寿-目黒


東京駅100周年に寄せて・・・

2015-02-08 19:00:00 | 鉄道写真(EC)

今期100周年を迎えている東京駅。色々なイベントが盛りだくさんで大変賑わっているようだが、乗り入れる列車たちも負けてはいない。3月からは、上野東京ラインの開業となり、東北・常磐線方面からの列車たちも直接乗り入れて来る。ますます上野駅が寂れてしまうように思えるが、長距離の夜行も無くなり今後どうなっていくのだろうか。少し心配になる。

100周年の東京駅。近年大きく変わってきたと思うが、写真の12番・13番線も今や欠番になっていて存在しない。このホームでは、長距離の優等列車が次々と発着していたため、当時は旅情あふれる光景が多く見られた。写真の157系あまぎ号も発車3分前であることがわかるが、どこかのんびりとした雰囲気が伝わってくる。現在のような、けたたましい電子音が鳴り響き、構内の放送に至っては、無味乾燥の味もそっけもないものとは違う暖かさのようなものが感じられる。列車案内も、色鮮やかな液晶表示ではなく、数字が一ケタ毎に縦に廻るアナログ式だ。奥に見える時刻表もしかり・・・

古い写真をあらためて見て、現代社会から消えつつある人間味のような味わいをひと時思い出してしまった。毎日殺伐とした事件事故ばかりで、どこか歪んでしまったと思う今日この頃である。

157系を模して塗装した現在の185系(OM08)も、近々原色に戻るらしい。

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1975(S50)-11-01    3023M  あまぎ3号  157系Mc157-1     東海道本線/ 東京駅


上り最終「あさかぜ」

2015-02-07 19:00:00 | 10年前の足あと

九州ブルトレとして、あれだけ運転されていた列車も年々減便されてしまい、早朝上ってくる第一弾は、「あさかぜ」を残すのみとなっていた2005年初頭ではあったが、その伝統ある「あさかぜ」も廃止の波が迫っていた。20系時代、三往復あった「あさかぜ」は、他の九州ブルトレの中でも別格の扱いで、編成も大変豪華であった。客車が24系25型に変わり、初めて金帯3本をまとった編成が登場したのも「あさかぜ」ではなかったか。

写真は、「あさかぜ」の上り最終列車。この日は、日付の入ったスペシャルHMを掲げての登場であった。

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2005(H17)-03-01    9016レ  EF6646  あさかぜ     JR東日本/東海道本線:保土ヶ谷-東戸塚