杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

クリムト

2007年05月17日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2006年10月28日公開

1918年、第一次世界大戦のさなかに、病院で死を迎えようとしている男がいた。彼の名はクリムト(ジョン・マルコヴィッチ)。ウィーンを代表する天才画家だ。見舞いに来た弟子エゴン・シーレの存在にも気づかず、彼の頭に人生が走馬灯のように去来する。19世紀末、保守的なウィーンでの酷評をよそに、彼の描く絵画はパリでは絶賛される。パリ万博のサロンで美しい女性と出会ったクリムトは、彼女から肖像画の依頼を受けた。ウィーンに帰ったクリムトは大臣から助成金の打ち切りを聞くが、作品制作を続けることは止めない。しかし、やがて現実と虚構が混じり始める。(goo映画より)

グスタフ・クリムトは19世紀末~20世紀初頭に活躍したウィーンの画家です。映画は彼の見た夢を具象的に描いているようで、伝記だと思って見るとわけがわからなくなります。それでも後半に差し掛かる頃には十分に気付かされるのですが

案内役のような役割の三等書記官や永遠の理想愛人レナなど、どう受け取っていいのかよくわからないまま未消化のうちに終わってしまった感じ
芸術家って・・・よくわからない、ということだけわかった
そして、自分がクリムトの作品自体を良く知らないことも。

 20世紀初頭のサロンの様子やファッション、映写機など、当時を偲ばせる映像がノスタルジーあり。ただ、登場人物についての知識がない当方にはそれを楽しむゆとりなし、という状態でした。

同じ「画家」をテーマに描いた映画でも、「モディリアーニ」や「真珠の耳飾りの少女」の方がわかりやすく面白かったな

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