2012年9月14日公開 アメリカ 106分
国王(ショーン・ビーン)が森で行方不明になった後、白雪姫(リリー・コリンズ)の継母(ジュリア・ロバーツ)は、娘を部屋に閉じ込めて世間知らずに育て、自らは女王となって、贅沢三昧の暮らしをしていた。おかげで国の財政は破綻し、国民は飢えていた。外出を禁じられた白雪姫は心身とも美しい娘に成長したが、18歳の誕生日を迎えたある日、女王の目を盗んで城の外に出る。森で盗賊に襲われて吊るされていた男性を助けた後で村へ行った姫はそこで村人たちの惨状を知る。一方助けられた男性は隣国のアルコット王子(アーミー・ハマー)だった。城に参上した王子がリッチでハンサムと知った女王は彼と結婚しようと策を練るが、王子は白雪姫と恋におちる。怒った女王は姫の殺害を側近のブライトン(ネイサン・レイン)に命じる。森に逃げ込んだ白雪姫は、7人の小人のギャング団に仲間入りして様々な戦術や知恵を教えられ、女王に反撃を開始するが・・。
先に公開された『スノーホワイト』がダークファンタジーなら、こちらはコメディファンタジーと言えばいいのかしら?
ジュリア演じる女王は我儘な浪費家ですが、自分の欲に対して純粋なまでに忠実な姿は邪悪というよりむしろ無邪気にさえ映ります。宝石やドレスが大好きで若い男に目がなくて、辛辣な目を持つ彼女がなんか憎めないのよね
18年も引きこもっていれば肌も白くなるなどの女王のセリフには思わず噴き出してしまいます。こういうの好き
一方の白雪姫は太すぎる眉がイマイチですが、オードリー・ヘプバーンを連想させる愛らしい容姿はまずまずかな。
世間知らずの姫が現実を知り王国の民のために立ち上がる、と書けば勇ましいですが、そこはコメディタッチな作風もあり、気の強い女の子くらいの描写になっています。
『スノーホワイト』の王子?は完全に添え物でしたが、こちらではしっかり正統派の王子様が登場。小人たちに打ち負かされたり、女王にいいようにあしらわれたりとヘタレにみせておいて、本当は剣の名手だとわかるのが白雪姫との戦いのシーンです。女性相手にあくまでも礼儀正しく優雅にあしらうそのピンと伸ばした背筋に萌え~~
そして女子供と侮った隙を相手に突かれてヘタこくのも可愛げがあって大変よろしい
森の魔物の正体は予想通りでしたが、リンゴのエピソードをラストに持ってきたのは斬新なアイディアです
鏡の精が女王の影の部分だというのも面白い解釈です。欲をかくと結局自分に跳ね返るって教訓でもあるのかな?
ファンタジーならではの豪華絢爛な衣装も楽しめます。(石岡瑛子氏の遺作となった作品ということでエンドロールで追悼の言葉が入っていました)冒頭の人形劇や女王が操り人形で小人の家を襲うシーン、森の魔物のCGも凝っていて楽しめました
国王(ショーン・ビーン)が森で行方不明になった後、白雪姫(リリー・コリンズ)の継母(ジュリア・ロバーツ)は、娘を部屋に閉じ込めて世間知らずに育て、自らは女王となって、贅沢三昧の暮らしをしていた。おかげで国の財政は破綻し、国民は飢えていた。外出を禁じられた白雪姫は心身とも美しい娘に成長したが、18歳の誕生日を迎えたある日、女王の目を盗んで城の外に出る。森で盗賊に襲われて吊るされていた男性を助けた後で村へ行った姫はそこで村人たちの惨状を知る。一方助けられた男性は隣国のアルコット王子(アーミー・ハマー)だった。城に参上した王子がリッチでハンサムと知った女王は彼と結婚しようと策を練るが、王子は白雪姫と恋におちる。怒った女王は姫の殺害を側近のブライトン(ネイサン・レイン)に命じる。森に逃げ込んだ白雪姫は、7人の小人のギャング団に仲間入りして様々な戦術や知恵を教えられ、女王に反撃を開始するが・・。
先に公開された『スノーホワイト』がダークファンタジーなら、こちらはコメディファンタジーと言えばいいのかしら?

ジュリア演じる女王は我儘な浪費家ですが、自分の欲に対して純粋なまでに忠実な姿は邪悪というよりむしろ無邪気にさえ映ります。宝石やドレスが大好きで若い男に目がなくて、辛辣な目を持つ彼女がなんか憎めないのよね

18年も引きこもっていれば肌も白くなるなどの女王のセリフには思わず噴き出してしまいます。こういうの好き

一方の白雪姫は太すぎる眉がイマイチですが、オードリー・ヘプバーンを連想させる愛らしい容姿はまずまずかな。

世間知らずの姫が現実を知り王国の民のために立ち上がる、と書けば勇ましいですが、そこはコメディタッチな作風もあり、気の強い女の子くらいの描写になっています。
『スノーホワイト』の王子?は完全に添え物でしたが、こちらではしっかり正統派の王子様が登場。小人たちに打ち負かされたり、女王にいいようにあしらわれたりとヘタレにみせておいて、本当は剣の名手だとわかるのが白雪姫との戦いのシーンです。女性相手にあくまでも礼儀正しく優雅にあしらうそのピンと伸ばした背筋に萌え~~


森の魔物の正体は予想通りでしたが、リンゴのエピソードをラストに持ってきたのは斬新なアイディアです

鏡の精が女王の影の部分だというのも面白い解釈です。欲をかくと結局自分に跳ね返るって教訓でもあるのかな?

ファンタジーならではの豪華絢爛な衣装も楽しめます。(石岡瑛子氏の遺作となった作品ということでエンドロールで追悼の言葉が入っていました)冒頭の人形劇や女王が操り人形で小人の家を襲うシーン、森の魔物のCGも凝っていて楽しめました
