2012年12月14日公開 アメリカ/ニュージーランド 170分
ホビット族のビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)から思わぬ旅の誘いを受ける。それは、ドラゴンに乗っ取られたドワーフの王国を奪取するというものだった。ドワーフの戦士トーリン(リチャード・アーミティッジ)が率いる13人のドワーフたちと、最初の目的地“はなれ山”エレボールを目指してワーグ、オークといった怪物や魔術師がひしめく荒野を進んでいくビルボ。そんな中、ゴブリンが巣食うトンネルに入っていった彼は、そこでゴラム(アンディ・サーキス)に出会い・・・。
『ロード・オブ・ザ・リング』に登場するビルボがまだ若かった60年前が舞台の物語です。凶悪なドラゴンに占拠されたドワーフの王国を奪還する旅の物語で、ガンダルフやフロド、ガラドリエルなども再登場しているのがあのシリーズのファンにはたまりませんね。
2Dでも良かったのですが、行きつけのシネコンでは字幕版は3Dしか上映していませんでした。
原作は「ホビットの冒険」ですが、私は未読
三部作になるほどの長編ではないらしいのですが、映画でどこまで話を広げていくのかという興味もあります。しかし既に今回も170分という長い物語になっていて、これでまだ三分の一なのかぁと
前回は二作目でやや冗長な印象もあったので、今回もちょっと不安だったりして
とはいえ、前シリーズの世界観はそのままに、よりコミカルで軽妙さを加えた作品になっていてとても楽しめました。ビルボとゴラムの間に何があってあの指輪をビルボが持つことになったのかも描かれているしね。
ガンダルフがドワーフの王国を取り戻す旅に何故ホビットを加えようと思ったのか、何故ビルボなのかは物語が進むにつれて観る側にも納得できるような展開です。
単に戦闘能力の高さや腕力・知力のある無しではなく、気持ちというか心根の問題なのよね
ドワーフたちはトーリンの他バーリン・ドワーリン、フィーリにキーリ、オイン・グローイン・ドーリ・ノーリ・オーリ、ボンブール・ボフール・ビフールですが、今回私が認識できたのは太っちょさんと弓の名手のトーリン似の美形さんだけかな
彼らが初めてビルボの家に集った時の賑やかな食事風景はとてもコミカルで楽しかったです。
トロールやオークの襲撃を受け窮地に陥る場面も何度となくありますが、最初は足手まといと思われていたビルボが、機転をきかせて窮地を脱し仲間を助ける姿に、ドワーフたちも心を開き友として、旅の仲間としてビルボを迎え入れるようになるまでが今作の見所です。
初めは単なる冒険でしかなかった旅が、故郷を追われたドワーフたちの心情を理解し彼らのために力を尽くそうと思い始めた時からビルボも変わっていったのかもしれません。トーリンが仇敵アゾグに首をはねられそうになった時にビルボが助けたことで彼らの友情は不変となったようです。
トーリンたちドワーフはかつて王国がスマウグに占拠された時に助けてくれなかったことでエルフを恨んでいて彼らの助力を拒みますが、ガンダルフの考えは違っています。彼は冥王サウロンの復活の兆しを感じますが、白のサルマンに一蹴されます。サルマンは逆に物事を大きくするなとガンダルフに説教をしますがエルフの奥方ガラドリエルは彼に助言を与えるのです。この時はまだサルマンはサウロンの影響下には無い筈なんですが、自分の力を過信する人ほど物事への対処は遅れてしまうということなのかなぁ
茶色の魔法使いラダガストが登場しますが、彼は森を愛し、鳥獣や植物に造詣が深い人物でガンダルフの良き友人です。彼もまた森が死にかけてることを感じ取り闇の勢力の復活を感じ取っています。
ホビット荘の美しくのどかな風景に和み、地下のゴブリンたちの魔窟での逃避行にわくわくし、ゴラムとの出会いに密かな痛みと憐れを覚え、気付けば三時間近くが経っていました。
大鷲も登場し(ついでにそのままエレボールに運んで貰えばよかったのにと横着なことを思ったことは内緒
)さて、お次はどんな冒険が待っているのかしら
早くも来年の12月が楽しみ~~。
ホビット族のビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)から思わぬ旅の誘いを受ける。それは、ドラゴンに乗っ取られたドワーフの王国を奪取するというものだった。ドワーフの戦士トーリン(リチャード・アーミティッジ)が率いる13人のドワーフたちと、最初の目的地“はなれ山”エレボールを目指してワーグ、オークといった怪物や魔術師がひしめく荒野を進んでいくビルボ。そんな中、ゴブリンが巣食うトンネルに入っていった彼は、そこでゴラム(アンディ・サーキス)に出会い・・・。
『ロード・オブ・ザ・リング』に登場するビルボがまだ若かった60年前が舞台の物語です。凶悪なドラゴンに占拠されたドワーフの王国を奪還する旅の物語で、ガンダルフやフロド、ガラドリエルなども再登場しているのがあのシリーズのファンにはたまりませんね。

2Dでも良かったのですが、行きつけのシネコンでは字幕版は3Dしか上映していませんでした。
原作は「ホビットの冒険」ですが、私は未読

三部作になるほどの長編ではないらしいのですが、映画でどこまで話を広げていくのかという興味もあります。しかし既に今回も170分という長い物語になっていて、これでまだ三分の一なのかぁと


とはいえ、前シリーズの世界観はそのままに、よりコミカルで軽妙さを加えた作品になっていてとても楽しめました。ビルボとゴラムの間に何があってあの指輪をビルボが持つことになったのかも描かれているしね。
ガンダルフがドワーフの王国を取り戻す旅に何故ホビットを加えようと思ったのか、何故ビルボなのかは物語が進むにつれて観る側にも納得できるような展開です。
単に戦闘能力の高さや腕力・知力のある無しではなく、気持ちというか心根の問題なのよね

ドワーフたちはトーリンの他バーリン・ドワーリン、フィーリにキーリ、オイン・グローイン・ドーリ・ノーリ・オーリ、ボンブール・ボフール・ビフールですが、今回私が認識できたのは太っちょさんと弓の名手のトーリン似の美形さんだけかな

トロールやオークの襲撃を受け窮地に陥る場面も何度となくありますが、最初は足手まといと思われていたビルボが、機転をきかせて窮地を脱し仲間を助ける姿に、ドワーフたちも心を開き友として、旅の仲間としてビルボを迎え入れるようになるまでが今作の見所です。
初めは単なる冒険でしかなかった旅が、故郷を追われたドワーフたちの心情を理解し彼らのために力を尽くそうと思い始めた時からビルボも変わっていったのかもしれません。トーリンが仇敵アゾグに首をはねられそうになった時にビルボが助けたことで彼らの友情は不変となったようです。
トーリンたちドワーフはかつて王国がスマウグに占拠された時に助けてくれなかったことでエルフを恨んでいて彼らの助力を拒みますが、ガンダルフの考えは違っています。彼は冥王サウロンの復活の兆しを感じますが、白のサルマンに一蹴されます。サルマンは逆に物事を大きくするなとガンダルフに説教をしますがエルフの奥方ガラドリエルは彼に助言を与えるのです。この時はまだサルマンはサウロンの影響下には無い筈なんですが、自分の力を過信する人ほど物事への対処は遅れてしまうということなのかなぁ

ホビット荘の美しくのどかな風景に和み、地下のゴブリンたちの魔窟での逃避行にわくわくし、ゴラムとの出会いに密かな痛みと憐れを覚え、気付けば三時間近くが経っていました。
大鷲も登場し(ついでにそのままエレボールに運んで貰えばよかったのにと横着なことを思ったことは内緒


早くも来年の12月が楽しみ~~。