杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ホタルノヒカリ

2012年12月24日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2012年6月9日公開 

仕事はきっちりこなすものの、家ではジャージ姿でビールを開け、女として枯れた姿から“干物女”と称される雨宮蛍(綾瀬はるか)。恋愛とも程遠い生活を送っていたが、突如として舞い込んだ高野部長(藤木直人)との同居や高望みのような男性との恋愛など紆余曲折を経て、蛍と高野部長は結婚をした。とはいえ相変わらず家では自堕落に過ごす蛍に、あきれる高野部長。二人は新婚旅行としてイタリアへ行くことにする。しかし旅先では、蛍同様に仕事以外ではきっちりしていない冴木莉央(松雪泰子)とその弟・優(手越祐也)が起こす騒動に巻き込まれ、さらにローマでは高野部長の行方がわからなくなり、蛍は大奔走する……。(goo映画より)

ドラマでお馴染の干物女ホタルの新婚旅行先で巻き起こる騒動を楽しく描いています。基本的にラブラブな二人の物語なので、ドラマを見たこともなく、他人の恋愛模様なんざぁ「ケッ!」と思う人には不向きです。

そもそも、ホタルちゃんてば、新婚旅行に行くのも面倒臭いヤツで、何が何でも家が一番なんだもの。男女が入れ替わればよくある話なんですが、逆なところが面白いのよね。
彼女の上辺だけで判断するなら「なんでこんな干物女に恋しちゃったかなぁ」なぶちょおですが、あんな風に理解ある旦那様が心底羨ましく思えます。

ホタルたちがイタリアで出会うのが夫と娘を事故で亡くし生きる目的を見失っている莉央。昔は仕事一番の女性で、家族旅行も欠席し、そのため一人生き残ってしまったことが心の傷になっています。そんな姉を心配して会いに来た弟のことも邪険にするのだけれど、ホタルとぶちょおの互いを思い遣る姿を見て気持ちに変化がでてくるというお話。莉央役の松雪さんがホタルに負けない干物女ぶりを披露しているのが可笑しかったです

素直なホタルが莉央の言葉を真に受けて白いドレスが汚れるのもかまわずぶちょおを探す場面はやり過ぎな気もしますが、そんなホタルを堂々と「私の愛する妻です」と周囲に紹介できるぶちょぉの包容力にますますです。

一人身にはちょっとキツイ作品かもねそれと、ローマの休日よろしく観光案内的場面が登場しますが、一つ一つが短すぎて旅の余韻に浸る間もなかったのは残念かも。

最後にホタル妊娠?なエピがあり、これは干物女が母になったらという続編も期待できるかな

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