2015年5月30日公開 95分
ダンナことコウタ(佐々木蔵之介)とヨメことユーコ(永作博美)は、長年の友人づきあいを経て出会いから17年目に結婚。入籍してすぐに妊娠が分かり大喜びする二人だが、ヨメの直腸に悪性腫瘍があることがわかる。ダンナはブログに夫婦の日々を記していった。やがて二人の子ペ~が生まれ希望に包まれるが、ヨメの容体が悪化。ヨメは最期に望んだ大好きなハンバーガーを食べ、その数日後に息を引き取った。そんな中、ダンナのもとにブログを書籍化する話が舞い込んでくる。現実から逃げるように原稿に向かうダンナの前に死んだはずのヨメが姿を現わし、二人は一緒に過ごした日々を振り返るうちに、互いに伝えられなかった思いに目を向けていく。(Movie Walkerより)
実話ブログから生まれた同名原作の映画化です。
友人として付き合って17年。実家に帰りお見合いしようかというところでようやくコウタが自分の気持ちに気が付いてプロポーズしに高速バスに乗る場面からいきなり時間が経過してるという展開は、のちに「これはコウタが見ている夢」と死んだはずのユーコに言わせる前振りだったのね
でも実際死んだのはヨメの方ですが。
妊娠の喜びに浸ったのも束の間、癌が発見されて妊娠9か月で帝王切開で出産した後そのまま闘病生活に入ったヨメは、抗がん剤の副作用に苦しみながら、最後は実家のある福島に戻って息を引き取ります。
作家志望のダンナは夫婦の一大事をブログに綴ってきましたが、ヨメが亡くなってからその闘病記を本にしませんかという話が持ち上がるの。原稿に向き合うことで現実逃避をしているダンナの前に現れたヨメは、なんだかんだとちゃちゃを入れてきてダンナは振り回されるのだけど、夫婦として過ごしてきた日を振り返るうちに、伝えられなかったそれぞれの思いが浮かび上がっていくのです。
本好きな元書店員のヨメのために、この闘病記を本棚に並べてやりたいという気持ちに嘘はなくても、作家になるチャンスだと意気込む気持ちもまた彼の中にはあった筈で、ヨメは鋭く指摘してきます。
ハンバーガーをほおばりながらの登場と、ダンナ以外には見えないヨメとのやりとりを周囲が気の毒そうに見守る図などは思わず笑ってしまいます。切なさも苦しさも笑いに昇華させて見せる展開はまさにファンタジーでした。
ダンナことコウタ(佐々木蔵之介)とヨメことユーコ(永作博美)は、長年の友人づきあいを経て出会いから17年目に結婚。入籍してすぐに妊娠が分かり大喜びする二人だが、ヨメの直腸に悪性腫瘍があることがわかる。ダンナはブログに夫婦の日々を記していった。やがて二人の子ペ~が生まれ希望に包まれるが、ヨメの容体が悪化。ヨメは最期に望んだ大好きなハンバーガーを食べ、その数日後に息を引き取った。そんな中、ダンナのもとにブログを書籍化する話が舞い込んでくる。現実から逃げるように原稿に向かうダンナの前に死んだはずのヨメが姿を現わし、二人は一緒に過ごした日々を振り返るうちに、互いに伝えられなかった思いに目を向けていく。(Movie Walkerより)
実話ブログから生まれた同名原作の映画化です。
友人として付き合って17年。実家に帰りお見合いしようかというところでようやくコウタが自分の気持ちに気が付いてプロポーズしに高速バスに乗る場面からいきなり時間が経過してるという展開は、のちに「これはコウタが見ている夢」と死んだはずのユーコに言わせる前振りだったのね


妊娠の喜びに浸ったのも束の間、癌が発見されて妊娠9か月で帝王切開で出産した後そのまま闘病生活に入ったヨメは、抗がん剤の副作用に苦しみながら、最後は実家のある福島に戻って息を引き取ります。
作家志望のダンナは夫婦の一大事をブログに綴ってきましたが、ヨメが亡くなってからその闘病記を本にしませんかという話が持ち上がるの。原稿に向き合うことで現実逃避をしているダンナの前に現れたヨメは、なんだかんだとちゃちゃを入れてきてダンナは振り回されるのだけど、夫婦として過ごしてきた日を振り返るうちに、伝えられなかったそれぞれの思いが浮かび上がっていくのです。
本好きな元書店員のヨメのために、この闘病記を本棚に並べてやりたいという気持ちに嘘はなくても、作家になるチャンスだと意気込む気持ちもまた彼の中にはあった筈で、ヨメは鋭く指摘してきます。
ハンバーガーをほおばりながらの登場と、ダンナ以外には見えないヨメとのやりとりを周囲が気の毒そうに見守る図などは思わず笑ってしまいます。切なさも苦しさも笑いに昇華させて見せる展開はまさにファンタジーでした。
