2020年2月21日公開 アメリカ 118分 G
国際機密企業チャーリー・タウンゼント社で特殊訓練を受けたエリート女性エージェント組織、通称“チャーリーズ・エンジェル“。彼女たちは世界各地に拠点を置き、平和を見守る天使=“エンジェル“として隠密に活動している。ある日、巨大テクノロジー企業に勤める天才プログラマーのエレーナ(ナオミ・スコット)は、自身が開発したプロダクト=新エネルギー源“カリスト“を会社が武器として軍事利用していることに気づき、エンジェルたちに調査を依頼。それがきっかけで、エレーナは命を狙われることに。“エンジェル“の司令塔ボスレーは、変装と潜入を得意とするサビーナ(クリステン・スチュワート)、元MI6であらゆる武器を自在に操るジェーン(エラ・バリンスカ)と共に、エレーナを守りながら調査を開始。さらには彼女のハッキングスキルを高く評価し新たなエンジェルとしてスカウトする。新生チャーリーズ・エンジェルの誕生。ハンブルク、リオデジャネイロ、イスタンブール・・それぞれの特技を最大限に活用し、調査を進める彼女たちは行く先々で立て続けに危機に直面する。タウンゼント社に内通者か――?(公式HPより)
1976~81年のテレビドラマ、2000年にキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リ演じた映画版をスタッフ&キャストを一新して再映画化した作品です。エリザベス・バンクスが監督を務め、自らも姿を見せないチャーリーに代わってエンジェルたちに指令を出すボスレー役を演じています。まさに「女性が輝いている」映画
エンジェルは最早三人だけではなく、世界各地に散らばり世界平和のために戦っているという設定です。今回は新開発のエネルギーが兵器化されるのを阻止すべく戦うのですが、サビーナとジェーン、二人のエンジェルに素人ながら天才的なハッキングスキルを持つエレーナが加わることで、より戦闘能力がUPする形になっています。初めは反目していたサビーナとジェーンの間にも絆が生まれていきます。それはエレーナと二人の関係にも当てはまり、問題解決の後には強い結束が生まれています。
ボスレーとは司令塔の名称のようなもので、今作には三人のボスレーが登場します。
エレーナの依頼を引き受けた早々に命を落とすのはエドガー(ジャイモン・フンスー)。活躍シーンがあまりなかったのは少し残念ですが今回は男性には活躍の場が与えられていないので仕方ないかな
任務を引き継いだのは女性ボスレーのレベッカ(エリザベス・バンクス)です。中盤で姿を消すことでミスリードを仕掛けてきますが、黒幕は意外なアノヒト、元祖ボスレーのジョン(パトリック・スチュワート)でした 利用されていたのが巨大テクノロジー企業のCEOフレミング(ナット・ファクソン)と出資者のブロック(サム・クラフリン)。二人とも小物~~
そういえば、冒頭でサビーナが捕まえたジョニーも日和男だったっけ。
彼女たちの前に立ち塞がる殺し屋のホダック(ジョナサン・タッカー)とのファイトシーンも見所の一つです。
最後は屋敷に潜入していたエンジェルたちが総出で男たちを倒しジョンを捕まえるんですね~~まさに女たちの連帯の成果!!
エレーナの同僚のラングストン(ノア・センティネオ)とジェーンが良い感じになったりというおまけもありました
事件解決の後、エレーナはエンジェルに勧誘され、もちろん承諾。厳しい訓練を経て晴れて三人はチームに
ロケーションもハンブルク・ロンドン・ベルリン・イスタンブールと、世界各地の風光明媚な都市で観光気分にもなれるし、衣装やアクセサリーもファッショナブルで豪華さもあり楽しませてくれます。
ボスの“チャーリー”は姿を見せませんが、ラストでボイスチェンジャーを使っているシーンが登場し、もしかして彼ではなく彼女?と思わせる仕掛けもありました。