田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

エバーグリーンボーイ

2011年10月07日 | 日記


先日の野球少年の日のこと。
雨だし、夕暮れだし、低温だしの、だしだしの日だったのですが、いざキャッチボールすると盛り上がる盛り上がる。
いい加減暗くなって、年長者の僕のスタミナが切れてからも、座り込んでの野球談義。
互いの少年野球の思い出話に花が咲きました。

で、ふと思ったんですけど、我ながら・・・そう、我ながら「僕は野球少年だった」と。
何となく意外かも知れませんが、僕は超~体育会系。まあ中学までの話だけど。

『ラブ』の歌詞に“記憶は思い出に変わらないよ”なんて書いてますけど、当時の記憶はすっかり思い出に変わってます。
久しぶりに思い出して気付いたんですけど、記憶って思い出す度に少しずつ自分によって脚色されていくもんですね。そうやって少しずつ自分にとっての、人生においての意味あいが変わって来る。事実は何も変わらないんだけど、印象とか解釈とか教訓が変わって行く。
人それぞれだろうけど、野球少年の挫折感ってものはそれなりに人生に重く影響を与えるものでして(大袈裟な様ですけどね)。僕はやっと今、当時を懐かしく笑って話せる様になったのかも知れない。

あんなことや、こんなこと。あんな思いや、こんな気持ち。

今となっては全部が大切な宝物です。


そして、おっさんになったかつての少年は、今もあれこれやっている。
大切にしよう、凡庸なる僕らの日々を。
二日たっても肩が痛くて上がらないけど。
コメント
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