田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

幻坂 ~真言坂と愛染坂~

2013年11月04日 | 日記

※真言坂。坂の上には生玉さん。

昨日は所用のため地下鉄に乗って谷町九丁目まで出掛けました。
小雨降るちょっと肌寒い静かな日曜日。
機嫌良く『そして僕は途方に暮れる』を口ずさみながら。(心の中で、ですよ♪)

さて、谷町九丁目と言えば?
そうです有栖川有栖さんの『幻坂』で描かれている天王寺七坂のすぐ近く。
9/14の記事『真言坂にて珈琲を』で書いたお店の前を通りました。
もうそのお店はないんですけどね。
お店のあった場所を通り過ぎるとすぐにあるのが、この真言坂。

「ここや…久しぶりやな」

と、感慨深く坂道を見上げました。
帰りにもう一度ゆっくり立ち寄ろうかと思ったのですが、天気も悪かったし、日が暮れるのも早くなりましたから、とりあえず写真だけパチリ。

案の定、帰る頃には真っ暗だったので正解でした。
それでも帰りは源聖寺坂、学園坂、口縄坂を横目に松屋町筋をぶらり。
口縄坂の角で立ち止まると猫が!!無数の猫達が大挙して坂の入り口でこちらをジロリ。
そうこうしていると一匹の猫がゆっくりとこちらに近づいて来て…ニャ~。
「今からの時間帯、こちらの世界に入って来るニャ!」と言われてるみたいでした。
有栖川さんの物語よろしく、ちょっと怖かったです。

そのまま歩いて、愛染坂を上って四天王寺さん方面へ。
「愛染坂」のストーリーもすごく印象に残っています。しかも昨日は小雨。まさに「愛染さんパラパラ」でした。思えば主人公の名前も字こそ違えどサトルという。

※6月30日の宵宮、7月1日の本祭、7月2日の残り福の3日間の間に、一度は小雨が降る。俗に言う愛染パラパラ。愛染さんへおまいりして、その行き帰りの途中で、この愛染パラパラに出あうと、その二人は結ばれるとか。また、愛染まいりの帰りに芝居を見るとゲンが良いとされる。(Wikipediaより)


帰りに芝居は観ませんでしたが、実は所用というのが観劇でした。
愛染坂を上る前にMicroToMacroさんの「落下のエデン」というお芝居を観ておりました。



主催の石井テル子さんは、その昔僕が初舞台でお世話になった恩ある先輩の一人。
ネタばれになってしまうので詳しい内容についてはここで書けませんが、
とても素晴らしい作品でした。

本日4日まで公演。
12:00からと16:00から。

おすすめの舞台です。シアトリカル應典院にて。

MicroToMacro http://micro-to-macro.com/
コメント
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