2008年5月19日(月曜日)
朝の憂鬱がうそのように、午後からは元気になりました。
明日は、斜め向かいのUさんが退院。
今日は向かいのベッドにMさんが入院。
毎日、すこしずつ病室の顔ぶれも変わっていきます。
病棟にはさまざまな患者さんがいて、患者さんご自身、
ご家族、医師や看護師、スタッフのみなさんの係わりのなかで
毎日がドラマそのものです。
まして医療の現場となれば、なおのことさまざまなハプニングが
おこり、走りまわる医師や看護師、手術が終わるのを
悲痛な面持ちで待ち続ける家族・・・
同じ病室の患者さんにしても、訪れる見舞いの方やご家族、
ふと漏らす本音の一言などから、患者さんが過ごして
来られた人生のひとこまを垣間見る気がします。
退院されていくときには、病室に残った方たちと
電話やメールアドレスをかわしあい、連絡しようね・・・と
いっていたけれど、病棟から1歩踏み出せば、
新しい生活が待ち受けているし、仕事に復帰し家族との
暮らしがまた始まり、毎日が目の回るように過ぎてゆく中で
病室で交わした約束は、そのうちにと思いつつ
入院していたことさえ、いつの日か遠い昔話になってゆく・・・
やはり病棟は日常から切り離された非日常の世界なのです。
いつの日にか病棟で見聞きした人たちの物語を
書いてみたいと思い始めているわたしです。
その時はなんてペンネームにしようかしら??
売れっ子になったらどうしよう??
印税でたべていけるかしら・・
なんてノー天気なことばっかり考えていたら、
「まだお仕事しないで下さいね」と看護師さんから
ご注意が・・・仕事してないんだけど・・・
たんにブログ書いてるだけなんだけど・・・