議会にはいろんな慣例や慣習がある。
統一地方選の直前の3月議会では、市議を辞める議員が最終日の最後に、
退任のあいさつをすることができるのだ。
4年前の3月議会でも県議選に転向する議員が、
あいさつのなかで、
「県議選に出るからみなさまのご支援をよろしく・・・」と
言ってしまったのである。
実は、告示日前に不特定の選挙人に投票を依頼するとみられる行為は
公職選挙法では、選挙運動の事前運動とみなされる・・・
だからやってはいけない行為だったのだ。
さて、今なぜこの件を持ち出してきたかというと、
これに近い行為を今日の一般質問の中で、
やってしまった議員がいたからである。
この議員は、4年前の事例のときに議長だった・・・
と言う経緯がある。
で、「うっかりミス、県議選とは言っていない・・・」な~んて
おっしゃっているのだ。
この件で、本会議は一時中断し、議会運営委員会も開かれた。
選挙管理委員会によれば、不適切な発言とのこと。
う~ん・・・公選法自体、おかしなところがいっぱいあるけれど、
法は法だから、わたしたちは守らなければいけないのだ。
敦賀市では加入率97%のCATVとインターネットで、
議会の中継も行っている。
公選法129条の規定をまさか、ご存じなかった?