台風は去ったけれど、敦賀の街には
今日も冷たい雨が降り続いている。
健さんとふたり、喫茶「未完成」へ行った。
「未完成」は、美術や書道などの作品展を
常に開催している小さな画廊喫茶だ。
今日は、「玄々社」で書道を学ぶ4人の小作品展を鑑賞。
テーマは「水」だそうな。
もうすぐ、「玄々社展」もあるから、
健さんは暇を見つけては、紙と墨と筆と向き合っている。
わたしは、習字が苦手だった。
小学生のとき、半紙に「山登り」と書くつもりが
「山」を書いただけで、半紙の半分を使ってしまったのだ。
当然、「山」より画数の多い「登」は、書けない。
ましてや名前を書く場所すらない。
「檀野よ、小さいくせになんで字だけでかいんや・・・」
と、先生もあきれていた。
とくに、「檀野」という苗字は画数も多いし
もう・・・無理! なのだ。
4文字書くと、名前を書く空白すらない。
大きいことはいいことだ!
な~んて居直っているけどネ。
「せんさい」の子と言われたのに
ちっとも繊細じゃない・・・わたし。
乙女座の星占いじゃぁ
繊細でまじめ・・・なんてまるで正反対なことばかりが
書いてある。
占いってそもそも、信じちゃいないけど・・・さ。
同じ誕生日の人が同じ運勢だったら、怖いよね。
と思いつつも、今日の運勢なんかを
つい見てしまうのは、なぜなんだ?