はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

敦賀市が控訴

2021-04-08 | ゴミ処分場問題

昨日の全員協議会で開かれた議員説明会に

わたしは都合で欠席した。

今回の説明会もまた、オフレコで

配布された資料も行政が回収したとのこと。

 

内容は樫曲の民間処分場に 一般廃棄物を持ち込んだ団体に対し

工事費の負担を求め裁判をおこしていた件で

福井地裁での判決が

工事費の7割を市が負担せよというものだった。

 

市はこの判決を不服として控訴を決めたというのが説明内容だ。

 

そもそもの話、民間の処分場・キンキクリーンにほかの市町や団体から

一般廃棄物を持ち込む場合、敦賀市に届けることが法律で定められている。

市は、あとどれぐらいのゴミを搬入できるのかが

わからないので、福井県に問い合わせていたが

県は回答を先延ばしにし続けていた。

 

市は、キンキクリーンに持ち込める容量がわからないので

市町や団体等に搬入を断っていたのだ。

 

処分場を持っていない自治体にとっては、

ゴミの排出先がないことは大問題なのである。

キンキクリーンに一般廃棄物を持ち込んでいたのは60団体。

そのうちの28団体は市に届けず直接、キンキクリーンと契約し

搬入を続けていたのである。

あきらかに違法なのだ。

 

そういう事態を引き起こしたのは、福井県である。

業者との癒着やなれあいで、9万立法メートルしか持ち込めない

処分場に、13倍ものゴミが搬入された不法搬入事件になった。

当時の県の廃棄物対策課の課長は厚生労働省からの出向だった。

 

その課長は、敦賀市に対し処分場を増設させ

4年間で業者に4億円の費用を積み立てさせるから

増設を認めるようにと持ち掛けてきた。

 

その課長が言った言葉を今も鮮明に覚えている。

「違法を適法にできる」

市民の方たちと木の芽川を愛する連絡協議会を立ち上げ

反対運動を繰り広げた。

 

緑の党の中村敦夫さんに厚労省への道筋をつけていただき

厚労省から「違法は適法にはできない」という言質をとった。

 

2000年9月、ゴミ搬入のダンプカーがやっと止まった。

 

あれから21年・・・違法に搬入していた自治体や団体との交渉は

まだ終わらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

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