北朝鮮のニュースを目にするたびに、
同級生だった春山京子ちゃんのことを思い出す。
小学3年生のとき、北朝鮮へ帰国した京子ちゃんは
今、どうしているのだろうか・・・
敦賀駅のプラットホームで
「わたしは泣かない。幸せになるんやから」と笑顔で
手を振っていた京子ちゃんの姿を今でも鮮明に思いだす。
わたしが盲腸で入院した時には、貸本屋で借りたマンガを
毎日、届けてくれた京子ちゃん。
涙を見せずに手を振っていた京子ちゃんは強い子だった。
だからわたしは、
今でも京子ちゃんは生きていると信じている。
北と南に分断された朝鮮半島・・・
そのふたつの国に対する差別は、いまもなお止むことはない。
ピテカントロプス・エレクトスから始まった人類の歴史を
考えれば、人類はみんなつながっているはず。
明日から始まるオリンピックは「平和の祭典」なのに
オリンピックの理念さえ政争の具となり、
利権の温床になってしまっている現実が哀しい。
それでもなお、京子ちゃんとの再会の日が
必ず来ることを祈りつつ、今夜はこれでおやすみなさい。