はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

被爆体験をカミングアウト~イッセイミヤケ

2009-07-15 | ニュースから

2009年7月15日(水曜日)
これまでブランドなるものには、一生縁がないと
思っていたわたしでした。

昨年の夏、上野千鶴子さんの誕生パーティーに
出かけることになって、(しかも入院中の病院から)
はたと困った・・・

着るものと言えばパジャマ代わりの
Tシャツとスパッツしかない・・・

名古屋に住む妹が、
それこそ頭のてっぺんから足もとまで
装うための一式を携えて、
病院へ駆けつけてきてくれました。

そのとき、生まれて初めて、ブランドの
お洋服に手を通しました。
それがイッセイミヤケのプリーツ・プリーズという
着る人の体形を選ばないお洋服だったのです。

イタリアに暮らしたこともあって、
仕事(?)で年に1~2回はイタリアへでかける
妹は、プリーツ・プリーズの服はしわにならず
軽くて小さく丸められて、旅行には最適だと
申しておりました。

なんといっても体を締め付けないデザインなので
窮屈さをまったく感じない・・・
自分でジャバジャバ洗濯もできる・・・
デザインが斬新なのに、だれにでも似合う
それこそ若い人からお年寄りまで・・・
公式な場所でもパーティでも見劣りしない・・・

で、プリーツ・プリーズの
上着を3着とスカートを1着、
アクセサリーからバッグにサンダルまで
下着以外はすべて借り物といういでたちで
鏡の前に立ってみれば・・・

おやまあ! ビックリ!
ほんとに楽ちん・・・しかもどこぞの奥方?
と自分でも鏡にうつる姿にウットリ、惚れぼれ・・・
(ちょっと言い過ぎかしら?)

なんと! 東京では友人が案内してくれた
リサイクル・ショップで、
新品のプリーツ・プリーズのパンツ・スーツに遭遇・・・
お値段も破格!
おもわずお財布のひもを緩めたわたし。

いまやすっかりこのプリーツ・プリーズの
とりこになってしまいました。

さてそのデザイナーの三宅一生さん、
広島での被ばく体験をカミングアウトされたとの
ニュースです。

「原爆を生き延びたデザイナー」という
レッテルが張られることを恐れたという三宅一生さん。
実力だけでデザイナーとして認めらるために、
それこそわたしたちには、
およびもつかない苦労と努力を
積み重ねてこられたのでしょうね。

オバマ大統領の広島訪問、実現してほしいですね。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090716k0000m040041000c.html

三宅一生さん:広島に来て…
     米大統領に書簡、米紙に寄稿
 
世界的ファッションデザイナー、
三宅一生さん(71)が、広島での被爆体験を初めて
公にしたうえで、米オバマ大統領に8月6日の
広島訪問を求めるメッセージを
米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿、14日掲載された。
オバマ大統領が核兵器廃絶への決意を語った
プラハ演説に触発されたためで、
同内容の書簡をオバマ大統領にも送ったという。

同紙電子版によると、三宅さんは7歳で被爆し、
「赤い閃光(せんこう)と黒い雲、
逃げまどう人々の姿が今もまぶたに焼き付いており、
それから3年を待たずに放射線の影響で母を亡くした」
と明かした。
しかし「原爆を生き延びたデザイナー」という
レッテルが張られることを恐れ、
広島についての質問も避けてきたという。

また、北朝鮮の核問題や、核技術が拡散している
厳しい情勢にも触れ、
「ささやかでも平和への希望を見いだすため、
世界中の人々がオバマ大統領に続いて
声を上げなければならない」と呼びかけた。

そのうえで、日系アメリカ人のイサム・ノグチ氏が
デザインした広島市の平和大橋を、
オバマ大統領が渡る光景は、
「核兵器の脅威のない世界を創造する、
現実的で象徴的な一歩になる」と結んだ。

三宅さんはフランスで服作りを学び、
71年に米国ニューヨークで初めてのショーを開いた。
三宅デザイン事務所(東京都)によると、
これまで三宅さんは被爆に関する取材は一切受けず、
今回の寄稿についても
「気持ちは文面に言い尽くされている」
としてコメントしなかった。
近年では戦後50年の95年、
広島市の平和式典にひっそりと参列。
毎年、原爆投下の時間に合わせて
黙とうをささげてきたという。【松本博子】

 

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