朝10時に医大へ向かった。
12時前に入院受付をすませ、
院内のレストランで昼食をとった。
病棟へは1時ちょっと前に到着。
出入口は施錠されていて、インターフォンで連絡を取って
看護師に開けてもらわないと中には入れない。
ところが、手がないのか入り口でかなり待たされた。
やっと病棟へ入れたのは健さんだけ・・・
家族は入り口のそばの待合室。
病棟から健さんが出てきたのはなんと、
2時をかなり回ったころ。
それから検査を受け、また健さんだけ病棟へ・・・
午後4時過ぎ、やっと担当医から今後の治療について
説明を受けることができた。
健さんの中咽頭ガンは原発性のが6センチ大、
リンパ節転移のガンは4センチ大がふたつ・・・
食道ガンは、遠隔転移ではないしステージ1なので
まずは、中咽頭ガン3つを
放射線と抗がん剤で小さくすることが最重要とのこと。
病期診断のT分類とN分類について聞いたところ
T3~T4とN3だという。
これらを総合するとステージは、4Bになる。
リンパ節転移のガンは頸動脈に巻き付いているため
かなり難しいことも判明。
今週の金曜日からは、周1で抗がん剤も併用になるという。
抗がん剤は、シスプラチンとドセタキセルを使うとのこと。
健さんは前回の血液検査で
腎臓の数値が上がっていることから
ドセタキセルも候補に挙がっているのだろう。
健さんのドクターは、わからない点や疑問があったら
いつでも問い合わせてくださいと言ってくれた。
副反応や副作用には、個人差があるし
慎重に微調整を行いつつ進めていくとも・・・
そのあと、健さんは第1回目の放射線治療へ
わたしと娘は、帰路についた。
高速はキライやから8号線で帰るという娘に
運転を任せて、わたしは大助かり。
途中で健さんから娘のスマホに電話が入る。
娘は運転しているのでわたしが電話をとった。
放射線どうやった? と聞いたら
けっこうしんどかったと言う。
まだ1回目やのに?
イヤ、マスクがきついんや・・・動かれんし・・・
きっと健さんはわたしじゃなく、
娘の声を聞きたかったのと
娘に励ましてもらいたかったんだろう。
娘からは、
お父さんはお母さんみたいに
強くないんやから・・・と説教された。
わたしには(娘)お父さんの気持ちがよくわかるとも・・・
優しすぎる健さんと娘への思いやりが
足りなかったのだろうか・・・