ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

義父その後

2012-03-03 19:53:16 | 日々の暮らし・思い出
義父の退院後の診察に行ってきた。

頭皮のホチキスをパチンパチンと取ってくれた。

CTを撮ったが、少し血が溜まっているという。

これが自然に消える場合と増える場合があるという。

なので2週間後にまたCTを撮って検査する。

もし又溜まったら、又手術になる。

消えているといいなぁと思う。

でも術前のCT映像と比べると、

脳のぐにゅぐにゅしているように見える周りの線がくっきりしている。

反対側の正常な脳は実にきれいにぐにゅぐにゅしている。

このぐにゅぐにゅがぼやけると良くないらしい。

耳の遠い義父に良くなっています、心配ない、と伝えた。

風呂にも入れるし、いつも通りにしてくださいと言われたことも

伝えた。

義父はやっと安心したようで、顔つきがぐっと明るくなった。

95歳だけど、足腰しっかりしてるし、

自分の気持ち、意識の在りように自覚があるように窺える。

術後に自宅に戻ってから、

自分のいろいろな思いが現実に在ったことなのか、

夢だったのか、ひとつひとつ私たちに聞いて、確認していた。

年寄りは環境が変わると呆けるなんて、言い切れない。

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意見する

2012-03-03 15:35:59 | ひとの幸福
前にも書いたけど、離婚したいしたいとずーっと何年も言っていて、

離婚してない人のその時の意志は、

今は離婚はしたいと“なってない”ということ。

離婚したくないわけじゃない。離婚したいと思ってる。

けど、自分のいろいろと決断できない思いがある。

子供から父親を奪うことになるんじゃないかという恐れ、

相手は離婚したくないのに、自分だけの考えで相手の人生を狂わせていいのかという思い、

離婚したら生活していけなくなるんじゃないかという不安、

こんな理由で別れるなんて、人から非難されるんじゃないか等という不安、

この家を出るとなると、もっと小さなアパートに住む事になるかもしれないし、

住む家が今より職場に遠くなるのは不都合だし・・・

・・こんなふうなのは人によって本当に様々だと思うけど、いろいろな思いがある。

天秤の右にはそういう数々の不安、左には離婚したい訳、が乗ってる。

離婚できてない時は両方がゆらゆら揺れている、

ほぼ同じ重さという状態。

どっちかがぐーっと重くなると、決まる。

そんなふうに思う。自分の離婚経験ではそういうゆらゆらが長かった。

現象の成り行きでどっちが重くなるのか、今という時点ではわからない。

こういう状況に在るとき、友人に「離婚したい」なんてこぼすと、

親切心からだろうと思うけど、

「離婚したいなら、とっとと別れればいいのに」とか言って、

意見することがよくあるように思う。

そう意見されると(そういうことを聞きたいんじゃない)ってなる。

それはそうだ。そういう意見を求めてこぼしたわけじゃないから。

ひとはロボットじゃないから、

そのボタンのスイッチをオンにすれば、すぐ動くというような単純なものじゃない。


けど、そう意見出来るのは、

その人の中ではそう“なっている”から、と思う。

離婚したいと思っている人の全体の状況がわかっている、と勘違いしてるのかと思う。

ひとの心はとても複雑で微妙で、迷い、回り、する。

その人ではない人が他者の現状、心 が全部わかることなど不可能。

その一部をわかると感じることも確かにあるけど、

今そうなっている他者の心という状態は、

それまでの全ての時空間を経てなっているもの。

それをその人ではない人がわかることなんか出来ない。

本人ですらわかってないかもしれない。

それを わかる と なっているから、意見するという行為が起こる。


それを わからない と わかる、『無知の知』を知ることが、

その人の行為、その人の心 はその人に委ねるという現象になるのかと思う。

かといって、それは無関心ということじゃない。

その人への愛がそれを実現するんじゃないかと思う。











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女の子なんだから

2012-03-03 11:20:35 | 言葉
今日はひな祭りだ。女の子の節句。

「女の子なんだからこうしなさい」みたいなこと、よく言われて育った。

それに凄い反発があったなぁ。

女の癖にとか、

女の子なんだから我慢せよとか、

女の子なんだから、そんなに乱暴なことしちゃいけないとか。

私が産んだ二人の女の子は、

少なくともは母親から「女」を理由にして、

何かを禁止されたり、抑え付けられたりはしなかったと思う。

私も母からはそういう言葉は聞いた記憶が無い。

母はそういう言葉を吐かなかったと思う。

そういう感じはある。

祖母からはそう言われた記憶がある。

世の中の空気、気風もそうだったんだろ。

まだまだ差別待遇はあるだろうけど、

確かに空気は変わって来てると思う。

最近は「女の子なんだから、もっと出来るはず」

なんて言われてるかな。
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カーネーション

2012-03-03 09:36:30 | テレビを見て
今朝の「カーネーション」も面白かった。

主人公と彼女を密かに好きな北村との会話。

北村が東京行きを勧めるのに、

「こんな所に居たら、これから亡くなる人を見るばかり、

無くすものばかりだ」というようなことを言うんだけど、

主人公は「無くすもんなんか無いわ。決めたもん勝ちや。

へたれはへたれで生きとれ。

うちは宝かかえて生きてくよって」と呟く。

凄いなぁと思う。

無くすもんなんかない。

持ってたら無くす不安があるけど、持ってなければそんな不安はない。

彼女が持っているものは宝。

どんな宝なのか。

それは何があっても無くならないものなんだろうな。

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