京都ホリスティックアロマセラピストてんてんの ~幸せの風ふわふわ日記~

生きることは愉しいことヽ(^。^)ノ
~起こること・・すべては愛~

期待しない・強制しない・あきらめもない

2007-09-28 12:32:18 | インポート

わんこのまりんが我が家にきて約半年が経とうとしています。
私自身まりんを迎えるまでわんことの生活は全く未経験であった為、
ワクチンを終えてすぐに訓練士の方からマンツーマンでしつけのレッスンに
来ていただいていました。

でもしばらくして飼い主の私自身がしつけ教室に入って陥りやすい穴に少々ぽっこり
はまってしまいました。
しつけすることにやっきになってしまったのです。
しつけも度を越してしまうと単なる飼い主のおしつけ・強制にすぎませんからね~。
とうとうまりんは最初とっても順調にいっていたしつけでしたが
反抗期に入ってしまい、わかっているのにやらない・・という状況に
なってきました。
私もすぐに「ああ・・・私ったらまたやっちゃってるよ~」とすぐに自分のいつもの
パターンだと気づいたので、いったんしつけ教室をお休みすることにしました。
「あ~あ~また一からかぁ・・・」と少々ため息ももれちゃったのですが、
「気長にいこうぜ~~」と自分とまりんに言いきかせながら、まりんのひとつひとつの
行動に躍起にならないように、好きなよう~にさせてあげる時間を持つことにしました。
そして一週間ほど前からお外も随分涼しくなったので、夏の間お休みしていた
グランドでのサッカー遊びを再開し、まりんとおもいっきりグランドを駆け回った後
もう一度一から訓練士の先生に教わったとおりにやりはじめました。
すると・・・あっさりとまりんは私の号令に従ってくれたのでした。
しつけ教室をお休みしている間、私がこれだけは根気よくやったのが
まりんとアイコンタクトをたくさんとること・・・。
「まり~ん」と呼びかけて、まりんがこちらを向くと言葉でいろいろ話さず、
心の中でたくさんまりんに言葉をかけるようにしていたのでした。
『まり~ん、いい子ね~。』『まり~ん、ありがとう~。』『まり~ん、大好きだよ~。』
こんな言葉を心の中でつぶやくだけでもきっと自然に目じりは下がっていたことでしょう。

そして今日とってもうれしい一場面に遭遇することができました。
まりんは多分ふつ~うのわんこだと思います。
めっちゃくちゃおりこうなわけでもなく、めっちゃくちゃやんちゃでもなく、
本当にふつ~だなぁ~と思うのですが、たったひとつ私の中で気がかかりな
ことがありました。
それはとってもとっても「怖がり」なのでした。
お散歩デビューした当時はいつもしっぽは内側にくるんと入りこんでいて極度の
緊張状態にあるようでした。
人とすれ違うとき、他のわんことすれ違うとき、特にすっごい勢いで反対方向に
ぐいぐいと逃げるのです。(これもふつうなのかなぁ~?)
それでも最近はようやく・・本当にようやくなんとか男の人以外はすれ違う時も
緊張せずに通れるようになりました。
私は決して他のわんこが前から来ても、人が歩いてきても他の道に変えたり・・と
いうことは極力しませんでした。
まりんには『大丈夫~大丈夫~』と心の中で声をかけながら鼻歌交じりですれ違うように
していたのでした。
なぜならまりんの気持ちは本当~~によくわかるからです。
今、私はアロマセラピーのお仕事を通して、たくさんの方と触れ合わせていただいています。
けれど、幼い頃からつい数年前までとてもとっても人見知りが強かったのです。
心を許せる家族や友人達の前では大はしゃぎできても、近所の人達や
また新しい出逢いがある時は極度に緊張したものでした。
挨拶もろくにできない子でした。
人と真正面から目をあわすこともできない人でした。
どこかで「人が怖い」という感覚がずっとありましたね。
でも不思議ですね・・・。
そんな私がアロマセラピーの仕事を通して初対面の方にカウンセリングさせて
いただいたり、トリートメントさせていただいたり、レッスンさせていただいたり
しているのですから・・・。
そして今や人と出会うということがこのうえなく幸せ~って思える私になっている
のですから・・。
私にもなが~い間、これを読んでくださっている皆様と同様ふつ~に反抗期が
ありましたしね。
親にうるさく言われれば言われるほど、心を閉ざした時期がふつ~にありました。
でも今は自分が親となり、親の立場、親の気持ちが痛いほど理解できる私に
なっております。
きっとマリンも同じなんだろうなぁ~って思います。
マリンにもなにか深い深い心の傷があるのかもしれません。
特に人間を極度に恐れるまりん・・・。(家族全員にはとっても心を許してくれています。)
まりんが自ら「人間は怖くないんだぁ~優しいだぁ~」って感じられるようになるまで・・
私は躍起にならずにそっとそっと見守ることに決めたのでした。
まりんに期待しないで・・無理に強制しないで・・そしてあきらめるのでもなく・・。
ただひたすらに、まりんに「その時」がくるまで待とう・・って思いました。
だってまりんは・・私の子ですもの・・。
きっとまりんも人間がだ~いすきって思える日がくると思います・・・。

そして今朝の散歩の途中ご近所のわんちゃん2匹と出会いました。
いつもなら怖がって怖がって威嚇するか、逃げようとするまりんでしたが、
今日はな~~んと自分から「あそぼ・・あそぼ・・」と寄っていって、
その2匹のわんちゃんの前でヘソ天までしてそれはそれは楽しそうに遊んで
いるではありませんかぁ~。信じられな~~い!!おかあちゃんはうれしぃ!
いつもと違う様子にその飼い主さんも「まりんちゃん、すごいやぁ~ん!!」
「女の子ってこんなになるのぉ?」って一緒に喜んでくださいました。
まりんが唯一今まで心を許した高齢のわんちゃんがご近所さんにいたのですが
つい先日癌で亡くなってしまい、それ以来まりんが他のわんちゃんと楽しく遊ぶ姿を
見ることがありませんでした。
でも今日、本当にそんな微笑ましい光景を見ることができて、朝からすごくすごく
うれしくて・・・うれしくて・・・。
今、まりんは私の横で白目をむいたこわ~い顔で安からな寝息を立てながら
気持ちよく眠っています。

ふふ・・・でも、私ももちろんできたママではありませんからね。
これを書き終えた直後から
「こらぁ!!!まりん!!やめなさ~~い!!やめんかぁ~~!!」
となる可能性大です。
またそれもよし・・。(*^-^*)ですね・・。

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