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Under construction

有限会社 あさだ建築のブログ。
日常や住にまつわる様々なできごとの感想を綴っています。

建築基本法というのが制定されるらしい・・

2010-12-20 15:03:58 | すぎぼーのログ:職場
こんにちは、すぎぼーです。


最近、ブログの「下書き」を書き始めると、なんか突発的に仕事が入って・・・
下書きちょっと、ストックあるヨ。
まぁいいわ。後々のネタにします(いつのこっちゃらわかりませんが


さて、この17日に馬淵澄夫国土交通大臣が、「建築基本法(仮称)」なるものを制定する考えを表明されました。

建築基本法ですか~?

時事通信の記事によると、

同相は「(現行の建築関連法は)建築そのものを網羅するような法律になっているのか疑問に思っていた。建築基本法は理念を含めた(建築行政の)基本的な法律となる」と述べた。


らしい


(仮称)建築基本法とは、じゃあ一体何か?というのを調べていくうちに、この馬淵大臣自身が「ゼネコン」出身であることに気づく。
ウィキペディアによると、横浜国立大学工学部土木学科を卒業後、三井建設入社、議員当選後、姉歯事件において民主党代表者として追求を行った・・・・となっています。
なるほど・・・だから、大臣は昔から現行建築基準法に疑問を持っていたのね。


2009年12月に行った当時国交省副大臣の講演会は今回の「建築基本法」構想の重要なヒントとなりうると私は見ています。

http://news.realestate-jp.com/?eid=1298231

さらに、国交省のHPの大臣発言。

http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_001299.html

「また今後も、建築基準法のみならず、建築関連法規全体ということを考えてなければならないということの中で、我々としては手続の迅速化、あるいは簡素化というものについては、必要だということは認識しつつ、今後運用改善の強化というものに取り組んでいくべきではないか」

と考えていらっしゃり、

「私はかねてより、建築基準法、最低基準の見直しということで法改正をやっても十分ではない」と感じ、

「建築基本法の制定、そしてそれに伴う建築基準法、あるいは建築士法、建築関連法規の抜本的見直しについて、今後、我々としては検討を行うということで、この基本法制定を前提においた検討会というものも設置をしてまいりたい」

と結論付けられています。


姉歯事件後複雑化した建築基準法の審査。
「もっと簡略化、迅速化」して欲しいと願う人々が多い反面、安全面を考慮すると、「本当に簡略化してしまっていいのか?」という慎重論があるのもわかります。

ゼネコン出身者の大臣ですから、建築に関する法律、多岐に渡って洗いなおす・・・って言うか、ひっくるめて、もっと根本部分をきっと変えたいんだと思う。


ホント、建築に関する法律はいっぱいありますが、縦割り行政の弊害でしょうか?重複した項目などの複雑化要因は、私、日常的に感じてますので




果てさて、今回の法改正はどうなるのか?
で、結局、いつも引っ掻き回されるのは、下っ端の私ら零細企業なんですもんね~