令和4年5月2日人生の処方箋
[名刀は鞘のうちで人を活かす]ライン日記
江戸時代の剣の達人、男谷精一郎、山岡鉄舟、勝海舟などは、勝負は鞘の内で決まる、抜くまでもないといわれています。
『厳しい修行の中で殺人剣から活人剣』へ、命を生かす境地に到達したから、幕末の日本の大転換期に舵取りができたといえましょう。
ところが、勝海舟夫人は、主人と同じお墓には入れてくれるなと遺言しました。人生の真の評価は、家庭にあり運命の製造所もそこにあるとは御神尊様の常の指摘です。
私たちは凡人でも幸せは平等にあるもの。しかし、天地の道を学ぶにつけ、人によっては自らを治めることを忘れます。人の欠点が見え、まるで名刀を手にした如く斬る人がいます。
自分の笑顔は忘れ、家族にそれを求めるなどは最たるものです。ために、名刀の試し斬りは厳に戒めるところです。お陰なき要因のひとつに名刀を抜いてはいけません。やります!