
令和3年5月19日人生の処方箋
「一寸先は 光り]ライン日記
一寸先は闇が、ことわざとして長い間使われてきました。
考えてみると昔は提灯、今はライトがあれば闇夜のひかりです。光があれば闇夜もこわくありません。
山中に修行にはいると、時間感覚が変化していきます。日中は、陽のあかるさのなかで目が中心です。古代の昔より生き延びるために、目が異常に働き、前後、上下に動く機能を手に入れたと専門家に聞いたことがあります。
そして、陽が沈むと耳が異常にはたらきはじめます。行庵の外の葉ズレの音、ケモノの気配、風の流れ、耳がうさぎのように意識を支配します。だから、夜はネズミの活動もあって、寝た気がしない毎日を過ごしていきます。
そこで感じることは、身体が天地の知恵で生命を支えていることを感じます。『孤独を悟ることは愛の生活』『人間関係の大切をまなぶのも大切な修行』です。
もう一つは、天地の神に時とともに生かされ、意識しようとすまいと『闇夜を破り瑞光が輝く』ことは自明の理です。
だから、あえて『一寸先は光り』といい、もう一歩進むことを念ずるものです。やります!
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