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私たちは、苦しいことにいきあたると、すぐに心配する動物です。
苦しみは、なかなか、喜んで迎えられるものではありません。
それは、我が身がかわいいからです。
そこから抜け出して、自分の姿を静かに眺めることができれば、乗り越えることができるでしょう。
ただし、御神尊様のこのお言葉の奥には《神を信じることにおいて、私とあなた方とは、天地の違いがある》と、述べられています。
苦しみに遭遇したときに、重いレンガを背う行のような心持ちは、日頃の合掌の積み重ねによるもの。
だから、後神尊様の、どんなに悪しざまにいわれ、そしられても、笑って受ける美しさは、格別です。
喜んで、難問の糸をほぐす。
もつれた糸は、ハサミで裁つ。
朗らかに処理する。
そんなあなたであれば、
すでに、幸せになっているはずです。