令和3年4月11日、人生の処方箋
[人間らしくない生活は 行き詰まる]
つい先日、甲子園の高校野球が終わりました。
かつて、私は遍路の旅路で、徳島の池田町(現三好市)を通ったことがあります。そこは、蔦監督の率いた、さわやか(イレブン)11名で準優勝した池田高校があります。
蔦さんは甲子園常連校、徳島商業高校に進学します。
経済的に裕福な育ちの蔦さんは、練習に耐えられずたびたび逃げ帰ったといいます。
徳島商業の監督は蔦さんに『その坊ちゃん、坊ちゃんしたところを直さなあかん。なぜならこれからの人生は、お前のその性格が運命をつくる』といわれ、その言葉に発奮したといいます。
この世は楽に幸せになるのではありません。病者、苦悩者、生活苦に喘ぐ人たちが多くいます。
弱い性格の善用は鍛錬できるでしょう。その鍛錬とは、苦しさのなかに、楽しみをみいだすことです。それは光となって、あなたを導いてくれるはずです。
行き詰まるとは『悩む姿、とらわれる姿』の結果です。
そんな人には、人は寄り付いてくれません。
心を切り替える力は、合掌心の養成で身につくのです。
ふと見れば、あなたは誰もが寄り付く人になっているではありませんか。
それが人間らしさです。やります!