
「廃剛機龍ドルゲドス」学生クラス男子共同制作/一平(中1)・宙紀(高1)・旭(中2) 監修:幸介
左:廃材工作(パソコン・FAX・ビニール傘) 中:ペン画(油性ペン) 左:完成記念写真
どうも幸介です!アトリエの入口に飾ってあるドラゴンにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、本日はこちらをご紹介いたします!こちらは学生クラスの男子生徒の共同制作になりまして、上記材料からお分かりのようにすべて分解した廃材から制作いたしました。リサイクルですね。さらにそれをモチーフに絵も制作!まさに一石四鳥ぐらいの作品なのです。立体のドラゴン自体を一平と宙紀と僕で、ペン画を旭が制作いたしました。まずは製作者たちを軽くご紹介いたします。
旭 :中学2年。自分で選んだケミカルウォッシュのデニムに白いTシャツをインするスタイルは、さながら尾崎豊のよう。おっちょこちょい。
一平:中学1年。オモチャを手に取り、「プシュー」「ドゴォォン」と効果音を口で発して遊ぶ姿は小3レベルとの噂。あとオバケが苦手。お調子もの。
宙紀:高校1年。エキゾチックな顔立ちと、筋肉ムキムキで色黒な見た目は海外のスポーツ少年のよう。帰宅部なのに。イケメン。
…という作者たちのもと生まれた本作。ドラゴンの口内には懐中電灯が仕込まれ、身体にも緑のLEDを設置してありますので暗い中でもその存在を主張します。ボディにはマジックミラーのような謎の素材を使ってミステリアスな雰囲気を出しつつ、アシンメトリーな全身は男心をくすぐるでしょう。

まだそのままの形のファックスやパソコンを極限まで分解し、グルーガンや半田、針金などで固定していきました。背骨や自立するための芯には傘の骨を使用しています。製作期間は大体2ヶ月ぐらいでしたが、同時進行で描き始めたペン画は「毎週描くところが増えていく……」と心折れそうになったようです。
ちなみに皆で考えたドラゴンの設定ですが↓
・胃次元から関東地方侵略に現れた巨大試作ドラゴン型メカ。左半身はまだ完成していない。その巨大さから、ウンコをすることによって川崎市を消滅させてしまうほど。動力はソーラーパワーと平和的。中には居住スペースもある移動要塞でもある。なぜか操縦席は無く、操縦者はふとももあたりにむき出しで直立しなければならない。
ということで、僕も参加して名前も設定もけっこうノリノリで考えてみました!ひとりひとりで作品を作るもの良いですが、たまには自宅に持って帰れないような大きい作品を皆でつくるのも楽しくて良いですよね。ちなみに作者の彼ら3人は、合宿と称して小学生クラスの遠足の翌日に僕の家に泊まりに来たんですが、遠足の筋肉痛休みとして設けていた休日が、夜に町中を駆けたり皆で行った銭湯で見知らぬおじさんに怒られたりと、彼らの手によって見事にアクティブな休日になったのでした…
小原先生の「仲良しこよしなんてクソくらえ!」とはまた一風違った学生クラスの風景。学校や学年が全く違っても仲良くなれたり言いたいこと言えたりするのも学生クラスの良いところではありますね。まぁ駄目なものは駄目、間違っているものは間違っていると発言できるので、「仲良しこよし」ではないという点では一緒です。他人の機嫌を伺うようなことはまず無いですからね。(逆にうかがわなすぎて目前でオナラをされたりチョークスリーパーかけられたりするのですが…)
そんなこんなで男子ならではの作品紹介でした!
田中幸介