モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

小学校受験春期講習

2013-04-04 23:49:07 | 小学校受験
Jyukenshunki
先週から始まった春のイベント週間がまだまだ続いています。
小学生遠足をトップに、幼児遠足(残念ながら中止でしたが)→小学校受験春期講習→春の小学生特別講座→そして、ラストは今週末の大人クラス宴会です!!

今日はその中盤3月29日(金)と3月30日(土)に行われた小学校受験クラスの春期講習の様子をお伝えします。
春期講習や夏期講習、秋の親子講座などは、通常通っている生徒さんの他に外部の方も参加されます。今回の講習会で始めて出会うお友達も交えて、各日10~12人のお子さんが参加されました。

こちらの写真は29日の絵画の制作風景ですが、なんと本物の魚を目の前にしての観察画です。
日常の食卓に並ぶ魚は切り身だったり、親御さんが魚の調理が苦手だったりすると、普段魚を触れる機会も見る機会こそなかなか難しいですよね。
講習会では、新鮮で姿形が立派な魚やイカを仕入れてきました。いきなり絵を描くのではなく、まずはじっくり観察です。観察といってもただ見るのではなく、魚の生臭い匂いを嗅いだり、手で持って触った感触、重量感など、見ただけでは感じ取れない五感が敏感に働き、魚への興味がどんどん湧いてきます。

ずっしり重量感あるホウボウは羽の裏側がクジャクのようにきれいな色でした。
イカの足は10本?よく見ると、2本だけ長いのは獲物を取るための腕(手)でした。
羽を広げると、透明な扇子のように大きな羽のトビウオでした。

実際に触れて見ることでたくさんの発見があり、こども達の興奮度もマックスです。
リアルな体験があるからこそ、不思議だな、面白いなといった興味や好奇心が広がり、自信を持って絵を描く姿勢に自然と繋がってきます。
イカは何色ですか?ホウボウは何色ですか?トビウオは何色ですか?と聞かれて一言では答えられないくらいたくさんの色を見つけてクレヨンで混色してリアリティのある絵画作品になりました。
しばらく経ってから作品を見返した時には、匂い・感触など五感で記憶されたものも鮮明に思い出すことでしょう。

伊藤 絵里





コメント
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