モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

表現のミルフィーユ♪

2013-06-21 21:14:36 | 小学生 絵画
2013_6_22

まだ途中ではありますが、この状態も美しくてとっておきたい!(でも早く完成も見たい…)と毎回見る度にジレンマを感じる小学生油絵たち。どの作品も華やかでオシャレなので部屋に飾りたくなってしまいます。
そろそろ完成も近づいていますが、その前に途中経過をご紹介します。油絵は途中も見所満点、魅力に溢れていますよ!

今年の油絵は補色を使い下地を作ったことは以前お話ししました。補色を置いた後は、モチーフから感じられた色を置いていきます。金魚鉢の中の水草など、赤を下地に置いていることで上にのせた緑が鮮やかな発色になっているのがよく分かる部分ですね。
また、よくよく観察すると例えば白い貝殻一つの中にも、ピンクや黄、緑など普段思っている以上の色が隠れていることに気付かされます。目をこらして良く見る!それを実践している様子が、これらの絵からも伝わってきます。頼もしい限りですね!

ガラスの置物は反射や透けて見える景色を描くためにモザイク状に色を置いたり、ブーツのステッチも一度色を置いた後にも模様を書き起こして面白く浮かび上がってきています。こうした工夫も油絵の楽しいところ!
上から絵の具を重ねちゃうならこんなところ描く必要ないんじゃない?なんて思いがちですが、しっかりと表現を重ねていくことで美しい作品というのは出来上がります。油絵は根気のいる課題でもありますが、やり遂げた充実感もひとしおなのではないでしょうか。

こうして全ての作品のモチーフが立体感を持って主張してきています。そろそろ仕上げの様子も見えてきたところ、完成が待ち遠しいですね!でも、長い間アトリエの壁を飾っていた賑やかな景色が終わってしまうのはちょっとさみしいかも!?なんて感じている庄司でした。

コメント
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