
明日は雪が降るかもなんて予報でびっくりしつつ、この冬初手袋をしました。寒くなりましたね。
本日ご紹介するのは、水曜午前大人クラスより永瀬さんのアクリル画3作です。裸の女性を描いたこの3作、並べてみるとその時々の永瀬さんの気持ちが伝わってくるようです。
永瀬さんは、朝きた時の気分で作品を見て、ちょっと違うな、と思うとガラリと変更されるので、あれっいつの間に背景が変わったんだ!?とびっくりすることもしばしばです。失敗を恐れずどんどん塗り替えて、その時の気持ちが求めているものや色を模索していく姿勢が見ていてとても気持ちが良いものです。絵具と一心同体になって遊ぶ、という永瀬さんのスタンスが如実に表れた作品群ではないでしょうか。
クリムトなど気になった画家の作品集を手元に置きながら描いた3作ですが、ペインティングナイフの使い方やタッチも少しづつ違い、マチエールでも遊びながら楽しんで描かれています。
真ん中の林の中の女性を描いた作品も、下塗りに多彩な色を使いそれでいて落ち着いて少し不穏な様子も感じられる面白い画面です。白という色は中々難しくて面白い色ですが、さすが永瀬さん、使いこなされていると感じます。
左の後ろを向いた二人を描いた作品は、もう少し大きなキャンバスで展開しても面白そうですね。背景でもっともっと遊べそうです!この『ふたり』の作品はシリーズとして、これからも描く予定だそうですので、楽しみですね! 庄司でした。