モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

20周年を迎えさせて頂きありがとうございました!

2014-12-31 23:55:08 | スタッフ講師
 『いずかたより来たりて』 墨・顔彩・絹本

お陰様で今年はアトリエ・ミオス20周年という節目を迎えた年でした。皆様、本当にありがとうございます。
私は開校当初より、夜間だと電話や来客に邪魔をされずに事務仕事が捗るという理由から、夜中に働き午前中をないがしろにして来ました。
毎夜2~3時間を占める仕事はメールの返信です。内容はほとんど説教や激励。つい先日学生に送ったメールを読み返してみました。

なんとなくできるだけの人は、いないよりマシな人にしかなれません。
【ありのままで】を、【頑張らない・努力しないそのままの自分】という都合のいい意味に勘違いしていませんか?
「あなたでなくてはダメ」、「あなたが必要」という仕事をしなければ、絵を描く意味・働く意味はないと思います。
「なんとなく描けるから血ヘド吐いてデッサンしなくてもいっか」「バイトはなんとなく楽しいから、こんな働き方で十分だろう」という生き方をしている人には、周りの人も自分に対して「こんなもんでいっか」と手を抜きます。なんとなく=不誠実だからです。
自分は変えられる。面倒臭がらず、奇跡を待ってる怠け者にならず、真面目に沢山動いて下さい。社会から必要とされるオンリーワンになりましょう。

こんな偉そうな文章を毎日書いてます。

また小学生には、「これがうちの子なんだから、それを丸ごと受け止めて下さい。」と親御様から言われてもやっぱり、やりたくない事もやらせ、ダメなものはダメと我慢させ、失敗しても諦めずに責任を持って最後まで取り組ませ、不注意な事は激怒し、おとなしい子に先回りして察してあげず…、至れり尽くせりにはしたくありません。
嫌な目に合わないよう守るのではなく、世の中の厳しさ、理不尽さに耐えられる人に育てたい。世間はお母さんのように優しくありませんから。
社会のルール・マナー・エチケットが窮屈だと感じる人にさせたくない。
そんな風に考え厳しく実行していることを、保護者様へのメールに書いています。こちらもまた上から目線で偉そうです。

先日の水曜午前大人クラスの忘年会にお誘い頂いた時に「なぜ先生は毎週遅刻して来るのですか?」と質問されました。ドキッとしました。私は午前の全クラス30分以上遅刻して授業に出ています。「週7日授業があって、夜中に事務仕事をせざるをえないから。」そんな大義名分をまかり通らせて、矛盾した偉そうなことを書いている。反省です。「体を休めることも良い仕事をする上で必要」などと守りに入るのは卑怯でした。睡眠時間を惜しまず動かないとこれから偉そうなことを言う資格がない。(心の中の悪魔は「今後偉そうな事を言わない代わりに、遅刻を許してもらう選択肢もあるよ!」と囁いてきますが…)
『限界まで働く』20年目の反省であり、来年の抱負にさせて頂きたいと思います。

最後にもう一度…
お陰様で絵画教室アトリエ・ミオスは、今年6月に開校20周年を迎えました。皆様に支えられて今日まで続けてこられましたこと、厚く御礼申し上げます。感謝の気持ちでいっぱいです。
2014年大晦日  代表/講師 小原 京美
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