
聖なる夜が明け、本日こそがクリスマス・・・と書き出してみましたが、パーティーも終了してしまい、アタマのなかはどちらかというと暮れ・お正月の準備せねば!な気分ですね。
私、京谷は、1992年から22年間過ごしたフランスを離れ、日本へ戻ったのが今年4月の末でした。短期間でめまぐるしく様々な体験をし、環境の変化に思ったように対応できず歯噛みしながら日々生きております。自分はなんという不器用者なのだ?!とおろかにも驚愕したりして。ミオスでお世話になってはや半年強。やることなすこと、どういう訳かとんちんかんな私を温かく迎え入れてくださいました生徒のみなさま、そして小原先生をはじめ講師のみなさま、心から深く深く感謝しております。ありがとうございます!毎月第1・第3土曜日のみのレッスンということもありますが、業務内容や画材の場所やその他諸々、覚えたかと思うと忘れ、何度確認しても不安・・・てな状態でして、本当に申し訳ないです。私のぎこちない所作を見た小原先生から、「なにか部品が足りないのではなく、用途も分からぬネジやら歯車みたいなものが意味もなく身体のあっちこっちにくっついちゃってる感じ」というお言葉を頂戴したこともあったくらいです!
努力が足らないせいもありますが、このような私には、やはり絵画制作という表現が必要不可欠であったなと思っています。色々と助けられました。「楽しいから描く!」と天真爛漫に笑えたならそれも乙ですが、私にあるのは常に「なんでもいいからとにかく理解したい」というヘンテコリンな切望。自分のいる「位置・場所」を確かめたい。それぞれに突き詰めていけば「自分を知りたい」ということか。色々な自分を多角的に「認知」することで「存在」していることを実感したい。まさにアトリエミオスの「モノ作り、自分作り」の精神に打たれます。この視点は生徒の皆さんが作品とに対峙した時にこそ言えるのしょう。講師スタッフ陣が、皆さんの制作中の作品から溢れ出る主張やこだわりや様々に入組んだ感情を多方面から照らすことで、今度は皆さんご自身によって本質が最大限に引き出された時、その作品はきっと忘れられない一つの体験となることでしょう。実は私、このささやかな達成感を少しだけとはいえ知ってしまったのです。だからなのか・・・ついつい癖が出て余計なお世話というか、おかしな思考回路の渦に生徒さんを巻き込んでしまうことが多々あります。どうかどうかどうか、皆さまお許しあれ!そして、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
2014年もあと1週間を切りました。今年はアトリエミオスにとって20周年という特別な年でしたね。国際交流センターでの作品展は、私のなかでは未だ鮮やかな記憶のままです。この半年間、本当に貴重な体験をさせていただき、感謝の気持ちで一杯です。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
2015年1月のアトリエでの再会を、心待ちにしております!