
幼児クラス 年少児作品
久しぶりの粘土制作です。やっぱり幼稚園生は粘土が大好きですね!
粘土は、色々な種類があるのですが、今回使った粘土はフワフワで柔らかく伸びが良く、手に粘土がつくこともなく、とっても扱いやすいお薦めです。
元々は真っ白な粘土ですが、赤・青・黄色の絵の具を粘土に混ぜると色付き粘土ができます。そしてさらに、3色粘土の中から2色ずつ組み合わせて混色すると、あっという間に色数が増えるので(緑・オレンジ・紫)、カラフルな作品が期待できますね。
最初から粘土に色がついているカラー粘土も市販されていますが、自分で絵の具を混ぜて作ることで、混色の面白さが分かったり、色の濃さなど微妙な調整も自分好みにできるので、オリジナル度が増して楽しくなります。
上の写真は年少児の作品ですが、恐竜のボディを白粘土で大まかに作っておき、カラー粘土で体のパーツや生き物の特徴となる部分を好きなカラー粘土で細工しているやり方です。パーツごとに色を変えて、形を考えていくので、最終的に全体が出来上がると不思議なパーツが合わさり総合的に見てユニークな生き物が誕生しました。

年長児作品
そしてこちらは、年長児の作品です。(この日は年中児はお休みでした)
同じ粘土ですが、制作方法が上記とは違っています。粘土に色を混ぜてカラー粘土を作るところまでは一緒ですが、それをパーツ作りには使いません。
一塊の粘土にカラー粘土を混ぜ込んで、ボディ全体をマーブル模様にしたとても美しい生き物です。
年少児の作品は、作り易く安定感のあるどっしりしたプロポーションなのに比べ、こちらは生き物の足や首が長いものもあり、バランスを上手くとり、プロポーションにもこだわったものが多く見られます。
たくさんのカラー粘土があると、色を混ざることに楽しくなって、結局混ぜた色が何だか汚くなってしまうこともありますが、今回は、月齢に分けて作り方を変えたことで、カラーバランスが良いアクセントとなった素敵な作品が出来ました。
粘土はやり方が自由自在なので、両方の工程を部分的にどちらも取り入れてもまた楽しく出来そうですね。
伊藤