

幼児クラス
水曜幼児クラス担当の伊藤です。
今年度は、幼児クラスに年長さんが多く在籍しているのですが、来月で幼児クラスを卒業することになり、残り授業日もわずかとなってきました。
毎回の授業でメイン制作となる作品は、絵画だったり立体制作だったり、グループによる共同制作だったり、いろいろありますが、どのような授業であっても毎回必ずB4サイズのスケッチブックにお絵描きすることを継続してきました。その成果が力いっぱい発揮できた作品を本日ご紹介します。
テーマは、『自分が外で誰かと遊んでいる場面』
自分と一緒に遊んでいる人を想定して、自分とその人物の関係性も考慮した構図を先生達と考えて描きました。
「自分の体の大きさがこの位だったら、お父さんはもっと背が高いので画用紙のこの場所から描こう」
「お兄ちゃんは遠くで縄跳びしているから、画用紙の上の方に小さく描こう」
といったように、具体的な場面をこども達の言葉から聞き取ったイメージで私達からの構図のアドバイスもどんどん盛り込んでいきました。
人物の描き方は、毎週のお絵描きで繰り返し描いているので、年中さん年長さんは複雑な動きのあるポーズも積極的に描けます。
年少さんは、まずは正面向きの人物で体の仕組みをひとつひとつ確認しながら、人物全体の描き方を覚えていきます。
同じテーマでありながら、場面設定がいろいろで楽しいですね。
絵の中の人物の表情から、その一場面の本人の気持ちまで伝わってきます。
この日は、お友達や保護者の方合わせて30人の前で作品の説明をするという発表会も行いました。
幼稚園生が一人で前に出てお話することは、なかなかできない経験です。
自分で考えて、自分の言葉で発表出来て、とっても立派でした!