モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

次のチャンスに向かって

2015-02-28 19:38:11 | 大人 水彩
 中野 『アンヴァリット』 透明水彩

土曜日にいつも現れる岩田です。今回はチケットでいらしゃっています中野さんの水彩をご紹介致します。

中野さんのこちらの水彩画、松涛美術館公募展(会期は先週終了致しました)の入選作品です。先日のブログで同じ構図で油彩で描かれた作品をご紹介しましたので、記憶に残っている方も多いかと思います。「ブログを見て展覧会に行って来ました。」という方もいらっしゃり、誠にありがとうございます。

しかし当の中野さん展示会初っ端から「公募展内覧会で入選者皆さんの絵の中で自分の作品を見まして、皮肉にも何とホームセンターで買った700円の木材の手製の額の方が絵よりも立派に見えました。審査委員より自分の実感が大切で、拙劣で恥ずかしい思いで早く外して欲しいです。」と意気消失気味でした。

とはいえ中野さん、自信を持って下さい!油彩の方も拝見しましたがこちらの水彩もとても良いじゃないですか。こちらの作品が入選したのは、見せたいものがとても明快だというのがその理由の一つではないでしょうか。主役のアンヴァリットが一際、煌びやかに見えますしね。

絵にもよるのでしょうが画面の中全てに力を注げばよいというものでは無く、見せ場がここと決まっている絵はある意味脇役は主役の引き立て役ですから、他のところが主役のお株を奪ってしまわないような配慮が大切ですね。

お話をする度にいつも目標に向かってチャレンジをされていらっしゃる中野さん、素晴らしいですね。今回の審査はとても悔しい思いをしたとお察しします。自分が想像していた結果とのギャップが大きい分落ち込んだのも分かりますが次のチャンスに向かって虎視眈々と腕を磨いて下さい。
コメント
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