
茉友子 高2
どうも幸介です!本日紹介するのは、中学1年からアトリエに通い、美大進学に向けてこの春からミオスを旅立ち大手予備校に通う茉友子の作品です。
初めて会ったのはアトリエの展覧会時に開催された「水彩画講座」でした。風が吹いたら飛ばされてしまいそうな弱々しさの彼女は、当初は小原先生や僕の言葉もどこか響いて無い印象。絵を描くことも趣味の範囲でしかなく、「この子には人生を生き抜く力があるのかな?」なんて思ってしまうほど。
そんな弱々しい中学生から一転、高校に入ると心の扉も開けて、アトリエでも大分自由に意見を述べ、制作ものびのびと行えるように進化。彼女いわく「高校生活が楽しい」とのことで、それが絵や制作にも現れているようでした。
ここ最近では美大進学を考えていると話し、講師陣の指導もより厳しいものとなりました。実際彼女の作品は、載せた画像を見ていただければ分かるように荒削りでストレートで裏表がありません。変化球の前に、まだまだストレートを放つ力も未熟です。要は青臭い、ということですね。
「もっと考えて、もっと表現して」と毎週のように彼女に言ってはいましたが、今思えば自分の高校時代の作品も裏表も無いわ荒削りだわで、青臭さがプンプンだったことを思い出しました。きっと誰もが通る道なのかなぁと、最後の方の授業では先生というよりも先輩、もしくは親のような気持ちで彼女と彼女の作品と接していたような気がします。
これから受験に向けて本番の生活となります。最後の高校生活ですから、学校行事も友人関係も美大受験も、全部に全力になれるでしょう。当初の「弱々しい」という印象に比べ、最近では『好きな食べ物は肉です!」と言わんばかりの彼女(実際言ってましたが)ですから、きっと生き抜いていけると信じています!!
茉友子のことをミオスは応援してますので、悔いのないよう、刹那刹那に全力投球していってください!!
田中幸介