モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

日本画講座

2015-03-11 22:51:26 | 小学生ワークショップ

土から微粉を取り出す〈水簸分級〉泥絵の具の作り方 左から 1,土を少量採取し塊をつぶす 2,水を入れて搔き混ぜ上澄みを別の容器に空ける(ストークスの法則での選別方法・粒子の沈降速度は、粒径の2乗に反比例するという法則。粗いものが早く下に沈むので、上澄みの細かいものと分けることができる) 3,下に残った泥水に何度か水を足し、同じ作業を繰り返す 4,上澄み的に流すほうをコーヒーフィルターに入れ水を濾過し泥のみにする 5,目の粗さの違う沈殿物は、パステルのような擦りつけられる絵具と砂絵で使うような絵具に分けられる

先月にもご紹介致しましたが、今一度小学生を対象とした【春のイベント・日本画講座】がどれだけ充実した講座であるか、アピールをさせて頂きます!
今回の講座の為に、私オバラは日曜クラスを欠席して大学の『日本画講座』に出席し、水干(泥絵具)の製造方法を勉強/実習&岩絵具の原料となる石を粉砕する道具を10個も製作してきました!授業内容を詳しく説明します。

①木製のパネルにドーサ(にじみ止めの薬品)を引いた和紙を水貼りする
②乾くのを待っている間に、土から水干絵具(泥絵具)を作る(写真参照)
③ウサギや鹿の皮は手に入りにくいので、鳥の手羽先を水煮し膠を抽出する
④泥絵具と膠を混ぜ、ベースとして全体に下塗りする
⑤下書き用紙(念紙)にモチーフ(睡蓮or蓮)をスケッチする
⑥カーボン紙でパネルに下書きを写す
⑦ラピスラズリをハンマーで砕き、乳鉢で擦り潰して岩絵具を作り、ベースの青い岩絵具に混ぜ塗る
⑧岩絵具や牡蠣から作られた胡粉で着彩
⑨金箔を散らして貼り付ける

このように盛り沢山の内容となっております。油絵の教室は数あれど、日本画は多分一生経験しないで終わる方がほとんどだと思いますので、この機会にぜひチャレンジしてみませんか?


対 象:新小学校1年生~新中学校1年生まで
日 時:3月16日~4月9日までの月曜~木曜(月・火・木は16:30~18:00、水は16:15~17:45 / 3月31・4月1日は休講)
参加費:1日2500円(完成までに3~4日掛かります)
持ち物:筆記用具・水彩用筆・汚れても良い服装
アトリエ・ミオス内部生との合同授業となります
お申込み方法はこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする