モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

サイコーに楽しかった遠足

2020-03-31 21:46:07 | 小学生・遠足

小学生に殴られまくってます、一平です!本日は小学生遠足で行った夢見ヶ崎動物公園の様子をご紹介します!
今回の遠足はコロナなどを考慮し、お弁当をなくし午前中だけのかなりタイトなスケジュールの中での遠足でした。

いつもの遠足と比べて参加者も少なく、小学生23名+中高生の先輩ボランティア5名+スタッフ4名と総勢32名。やはりこんな時期だし、お天気も曇りなので元気無いかな…と心配していましたが、全くそんな事はなく、むしろ最近みんな室内にいるからか、鬱憤を晴らすかの如く外では全力疾走でした!マスク状態なのでみんな息切れまくりでしたが、久々に外でいっぱい走れて良かったね、どうせ家でゲームばっかりしてたんだろ!
電車の中でも「うるさくしちゃダメだよ!」と注意するほどの元気ぶり。平日の昼間だったので電車や歩道に人が少なかったのもかなりラッキーでしたね。

動物園に着くまでは全力で動きましたが、動物園に着いたら低学年男子・女子・高学年男子・女子の4つの班に分かれて動物を描いていきます。僕の担当は高学年男子でしたが、描く動物を選ぶ際、やはり男子はツノに惹かれるのか鹿を希望する子が多く鹿の檻の前に移動!
僕のテンションに似た子達が多く、喋りやすかったのでありがたかったですね…。(鹿がフンをポロポロするもので、ほとんどウンコの話をしていたような気がしますが…)

いざ鹿を描いていくと、やはり家で図鑑や写真を見ながらただ模写するのとは違います。動物が目の前にいる状態というのがとても良い環境だったようで、各々で「ここに灰色の毛がある」「耳ってペラペラだね」「ウンコには深緑が混ざってるぞ!草食だからかな」「ツノの断面ってなんか気持ち悪いね…」など色んな発見があったようで聞いているだけで面白かったです。やっぱり生で見て自分なりの発見を絵にするのはとても大事ですね。
そして絵も高学年の先輩らしく、鹿の足の関節の構造、茶色だけではない鹿の毛並みの色の変化を丁寧に追っていて、そんなに色数も多くないクレヨンでよくここまで描けるなぁと感心。
途中で通行人の方々にも「みんな上手なのね!」と何度も褒められましたが、恥ずかしいのかそっぽむいていました。でも顔はずーっとニヤケ顔、先生にはバレてるぞ!

動物を描いてシマウマの檻の前で集合写真を撮った後は、広場に集まってみんなでレジャーシートをくっつけ、大きな小学生達の島を作り先輩、先生も含めたお菓子交換大会!
ですがみんなお菓子を交換したり食べたりしている時間も束の間、すぐに工作タイムです。

今回は、自分たちの好きな色や柄を描いた紙コップ2つの底をテープで貼り、ちょっと曲げたクリップをくっつけて輪ゴムで飛ばす「不思議な動きをする飛ぶおもちゃ」でした。
去年はすごい速さが出る、割り箸で飛ばす飛行機のようなおもちゃでしたが、今年のこのおもちゃは人に当たっても、とにかく安全!みんな出来上がったらトシ先輩に当てて練習していました。(この飛ぶおもちゃ、実は高く投げても同じような動きをするので、輪ゴムで飛ばすのが難しい人は空に向かってブン投げてみてね)

今や小学生もスマホを持っていて何でも調べられる時代。実際に動物園に行って、動物の毛並みやツノ、ましてや糞まで観察するという経験はなかなか無いことだと思います。年に一度の遠足でも、ミオスに在籍している事で、ミオスの子達には普通の小学生とは違う体験をさせてあげられると思っています。僕やアサヒ先生が、小学生の頃にノリ先生や幸介先生に体験させてもらっていた事を、少しでもみんなに経験させてあげられていたら僕はとても嬉しいです。そして絵に落とし込む事で、自分の目で実際に見る『観察』の大切さを知るきっかけになってくれれば幸いです。

行きと同様、帰りも駅まで爆走したので、みんな今日はよく寝れるでしょう!
最後になりますが、こんな大変な時期に僕らを信じて子供達を預けていただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました!

コメント (2)
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