オバラです。2月3月の小学生クラスのカリキュラムは『兜作り』。紙でここまでできちゃうなんて、すごいでしょう!?(あぁ、いつも自慢気な言い方になってしまう。紙工作が得意だと言い過ぎて鼻に付く。)
仕上げにはカシュー漆を塗っているので、重厚感も出ています。これは試作ですが、もちろん小学生もここまでのクオリティーに仕上げさせますよ!
いつも私は怒ってばかりいますが、工作の場合は逆。「工作は人生と一緒だ!思い通りに順調になんて、いかないんだよ。こうしようと思ってたのと違くなっても、それはそれで面白い。切ってはいけないところを間違えて切ってしまっても、逆にじゃぁどうしてくれよう?と新しいアイデアが生まれるきっかけになる。人と違う形になれてむしろラッキーだ。先生に言われたことを頑張って覚えてその通りにしようしたら窮屈だし、記憶力のいい人しか完成しなくなってしまう。アバウトで大丈夫なところが工作はいいんだよ。でもだから絶対に『これでいい?当ってる?』って聞かないで!自分を信じて納得しろ!」と最初に話しました。
途中、「あ!?錣(しころー後頭部と首を守る部分)が1枚なくなっちゃった!でも人生と一緒だから、それはそれでいいんだ!」なんて声も聞こえて、「いや、足元に落ちてるだけだから探せよ!」とツッコミをいれまくりでしたが、なんだか皆ニコニコ楽しそうです。私もとっても楽しい!
元々の武将たちの兜だって、こんなに自由。戦争に行くんじゃなくて、仮装大会に行くみたいですしね。
どんなデザインの兜ができあがるのか、今からワクワクしています。