桂吾 高2『死というものが祝福ならば、辛い人生より死を選ぶ』
右 桂吾 高3 『ギュスターヴ・クールベ 【波】の模写』 水彩
学生クラスに通う桂吾です。左の絵は1月のブログにも載せてもらいましたが、川崎市美術展に出品し、優秀賞を頂きました。
スペインのバルセロナにあるサンタ・エウラリア大聖堂の祭壇をモチーフにしています。
しかし実際の教会とは少し変え、中央部分の祭壇の柱にイエス・キリストの肖像とパイプオルガンを描いてみました。また椅子の影と窓から差し込む光の明度を、強く差をつけるように表現してみたり、より印象に残るよう細部のところで多くの工夫を施しています。
タイトルは、古代ギリシャの哲学者の一人、ソクラテスの名言の一つである「死というものは、実は人間にとって最大の祝福なのかもしれない。」という言葉と、古代ギリシャの詩人の一人、アイスキュロスの名言の一つである「辛い人生より死を選ぶ。」という言葉を組み合わせたものになります。
ちなみに市美術展の講評では「詩人の言葉にもある衝撃的なタイトルとは反対に、厳かで心地よい水彩絵の具の表現が素晴らしい。」と言われました。
右の作品は、ギュスターヴ・クールベ (フランスの写実主義の画家)の 【波】という油絵を模写したもので、本日完成しました。先生には油彩を勧められているのですが、ずっと水彩絵の具で勝負しています。