オバラです。新学期の始まる4月は新入生の入会も増えますので、不安であろう小学校1年生、中学校1年生には、特に優しく丁寧に接しています。学生クラスに上がった中1は、小学生クラスで最高学年だった6年生の頃「説明省いちゃうけど、見本置いとくから。分かんなかったら友達に聞いて!」とほぼ放置していたので、高校3年生まで在籍する学生クラスで一番下になり、急にちやほやされて「ノリ先生がなんだか気持ち悪い…」と言われる始末。でも中学生からは心の奥までガッツリ土足で上がらせて頂くつもりです。
小学生クラスの方では1年生に、ものすごーく優しくしているのですが「上手に描けないぃ!うわーん」と泣いた子2人。「大丈夫だよ。とっても上手に描けてるよ!」「皆より下手だもん!」「お隣のお兄さんは2年生なんだよ。1年生の時に頑張ったから今こんなに上手いだけなんだよ。だから練習すれば上手になるよ。」「うわーん!もう嫌だー!」と。しかしなんてパワフルなんでしょう。泣くほど悔しいなんて!2年生の先輩たちは「新鮮だ…」という顔をして見ていますが、自分たちもそうであったことは、とっくに忘れているんでしょうね。
上段 小学生クラス『人体の比率について』
下段 学生クラス『球の描き方について』
ちなみに授業の内容、4月は小学生クラス・学生クラス共に、少し真面目なカリキュラムを組み、制作よりも理論で解く勉強を多めにしました。しっかりレベルアップを体感してもらいたいからです。が!面白可笑しくふざけた授業がモットー(どんな絵画教室だ?)なので、かならず笑いを取るようにしています。コントをやっている気分です。
小学生クラスは、人物画を描く前に「人体のパーツの長さ比べをしてみましょう!はい、人体実験(意味が違う)をしまーす!モルモットは実験台に上れ!」どっかーん!
学生クラスは、球を描いてる途中で手を止めさせて「早めに台に影をつけろって言ったのに描いていない奴、これからブッ飛ばしまーす!」「え?影を描いてないだけで殴るの?」「はい、ブン殴りまーす!うぉりゃ!(と餌食になった男子を往復ビンタ)」どっかーん!
絵だけ描いていてもつまらないし上達しないでしょ?息抜きやガス抜きが必要なんです。真面目にやっているのに伸び悩んでいる人は、遊び心が足りないんじゃないかな?美術はしょせん道楽ですよ。身をもちくずしちゃいましょうぜ!?