マユカです!今回は、少し遅くなりましたが年末の小学生クラスのカリキュラム『鉛筆デッサン』のご紹介です。
昨日のナツメ先生のブログはご覧頂けましたでしょうか?最初からこのような大物(?)のモチーフを描き始めた訳ではありません。1日1枚、「今日は球だけ練習する日」など決めて、基本をクリアしてからこのようにセットした静物デッサンに取り組みました。
今日は、その基礎編【立方体】【円柱】【球】の練習をしていた時の小学生の様子や、子どもがデッサンする時のコツについてお話させていただきます。
まずは立方体。今回のデッサンでは枡がこれに近い形をしていますね。まず縦の線は画用紙に合わせて真っ直ぐに引きます。斜めになっている部分(上面と底)は、実物を見ながら、えんぴつを傾けて角度を測り、紙に写し取っていきます。ここで手前の線を奥の線に比べて長めに描くことで、より自然に描くことができます。子供達も実物をよく見ながら…というよりは、いくらか図形的に描いていました。その方が結構上手くいくんですよね
次に円柱。少し複雑で分かりづらいですが、やかんが円柱を駆使することで描けるモチーフです。円柱の難しさはずばり、上面と底面の楕円形。まずは十字線を描き、中心の点を基準に上下と左右で等しい位置に点を打ちます。この点を通るように何度もぐるぐる線を引きます。はみ出した部分を消してあげると綺麗な楕円形が出来上がります。これは実際に描いてみたほうがわかりやすいかもしれません。実演と一緒に描いてみたところ、子供達も綺麗な楕円を描くことができていました!楕円を描く時は少しの思い切りのよさが必要です
最後に球体。これは紙風船がその形ですね。球体も十字線を描き、今度は紙を回しながら少しずつ描いていきます。手首を動かして3/4…紙を回して更に3/4…と、丁寧に少しずつ描くことで正円になるんですね。普通に描くと歪んでしまう円も、こうすることで描きやすくなります
ここまでで基本的な物の形の取り方をご紹介してきましたが、如何でしたでしょうか。これらはやかんや紙風船だけでなく、様々なモチーフに応用できます。例えば紙コップは円柱、ティッシュは立方体を伸ばして直方体に、リンゴは球体を元にして描くことができます。
これから絵を描いていく中で、デッサンをする機会は沢山ありますから、今回の講座、是非しっかり覚えて様々なモチーフに活かしてくださいね!