埴輪が国宝に指定されてちょうど50年。ミオスではそれにちなみ1月のカリキュラムで『はにわ』を作りました。埴輪は王などの古墳の外側に立てて並べられた素焼きの土製品です。一説によると、墓の周りに結界を張る為(聖域を画し、邪を払う機能=古墳に邪悪なものが入り込むことで埋葬された死者が荒ぶり、人々を苦しめないようにする為)に置いたのではないかとも言われているそうです。
粘土細工と埴輪制作の最大の違い、なんだか分かりますか?
『空洞であること』です。 素焼きの陶芸のようなものなので、粘土が均一の厚みでないとなかなか乾燥しないだけでなく、窯の中で破裂するおそれがあります。 また本当の埴輪は、小学校1年生くらいの身長がありますから、空洞にしないと粘土も大量に必要になりますし、重すぎて運べなくなってしまいますね。
特徴その2は、空洞であることを活かし、目や口に穴を空けています。それが素朴でゆるい表情を作り出し、魅力となっているのです。
今回は焼成しなくても、雨にあたっても大丈夫なテラコッタ状態になる粘土を使いました。庭の植木や、室内の観葉植物の横に置いてあったら、コロボックルのようにも見えて、とってもかわいらしいですね!
ユーチューバーのりきんが、全員分のはにわを一挙にご紹介。YouTubeはこちら