年末にブログを書いてからもう1ヶ月が過ぎてしまったなんて、あっという間で驚きです。お久しぶりです、河原です。
昨年末、東京国立博物館で【挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」】と、東京国立近代美術館で【ハニワと土偶の近代展】が開催されていましたが、今は九州国立博物館で【はにわ特別展】が開催されているのをご存知ですか? 東京国立博物館で飾られていたものを、今度は九州で展示中なのです。なぜ今【埴輪】がブームなのかと言えば、昨日の小原先生のプログにあったように、国宝指定50周年ということで、国を挙げてチヤホヤ?しているのです。今から1750年ほど前、古墳時代の350年間、時期や地域ごとに個性豊かな埴輪が作られたという古い歴史ながら、現代でも通じる愛くるしさを持つ【はにわ】。ブームに便乗して、小学生クラスでも歴史を勉強してから製作することになりました。 ユーモアと発想力を活かした個性豊かな【はにわ】たちをご紹介しま〜す。
まず、形の基礎となる土台をトイレットペーパーの芯を使って紙工作。
はにわの中は円筒(中が空洞)なので、後でトイレットペーパーの芯を取り外す必要があります。どのようにすれば後で取りやすくなるのか、粘土を使う前に考えなくてはなりません。そこで、見本と見比べながら試行錯誤し、工夫して取り組んでいきました。
みんなソワソワ、早く粘土を触りたい気持ちを抑えているのがすごく伝わってきました(笑)
さて、いよいよ待ちに待った粘土の時間です!
今回は、素焼きではなく「焼かない陶芸」という自然乾燥で陶器のように固まる特別な粘土を使用しました。(粘土の商品名などは、昨日のブログを参照ください。)赤茶・黄土・黒土・白土の4色販売されています。これによりさまざまな色を組み合わせた埴輪を作ることができます。
頭の中で思い描いていた理想のはにわを目指して一斉に作業開始。 中には、シャチ(シャチホコ?)のはにわや、カニ・クワガタの形をしたはにわなど、驚きのアイデアが次々と誕生!最後に、仕上げとして目や鼻、口の穴をストローで開けていきます。 目をたくさん開けてみたり、口を大きく開けてみたり、開けた穴に違う色の粘土を入れてみたりと、それぞれが工夫を凝らしました。
制作期間中、階段にずらりと並べられたはにわを見て、通りかかった方々も興味津々の様子でした(笑)
この授業では、はにわ作りを通して日本の歴史を学ぶことができ、とても有意義な時間になったと感じています。実は私も、生徒たちの楽しそうな雰囲気に影響され、個人的に粘土を買ってはにわ作ってみたりしました(笑)
みんなにはミオスでの経験を糧に、柔軟な発想を形として残せるクリエイティブな人になってほしいと思っています! 今年もよろしくお願いします!