モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

ハッピーウェディング

2013-04-15 09:01:19 | 大人 パステル・色鉛筆・他
Masatoweding_2  半澤  『ウェルカムボード』  金箔・ポスターカラー・顔彩・クーピー・マジックペン

酒井です。茹で卵を水から茹でることを最近まで知らなくて、大変ショックをうけています。さて、今日ご紹介するのは、火曜・木曜大人クラスの真人くんのミクストメディアです。最近何度かご紹介している智史さんの結婚式で、会場に飾られる予定です。豪奢な着物を試着中の花嫁さんを描きました。ちょっぴりはにかんだ笑顔がそっくりそのまま再現されていて微笑ましい!顔彩とポスターカラーでひとつひとつ塗り分けた花柄を、クーピーやマジックできっちり縁取って仕上げた根性の作品です。

着物の生地全体にいろんな色で花が描かれている少し変わった柄ですが、普通の人ならまず「細かすぎる・・・」と断念すること間違いなしのモチーフ。細かい柄が得意な真人君でさえ、今回はかなり苦戦を強いられた様子です。柄の派手さに負けないよう、背景にも贅沢に金箔を貼りつけました。下地にはネオンピンクを使ってあるので、金色の間からちらりと覗くのがまたお洒落ですね。これなら式場でも映えること間違いなし!完成を見届けた時は、思わずみんなでほっと息をつきました。

美術館で個展をやったこともある真人くんの力作をウェルカムボードに使えるなんて最高に贅沢ですね!力作を前に「これ額に入れたら10万円はとれるよ!とった方がいいよ!」などと騒いでいた小原先生と私に、真人くんのお母様から「わざわざうちの子に頼んでくれたことが本当に嬉しいんですよ。それだけで十分です」というお言葉が。聖母マリア様のような謙虚な発言にズキューンと胸を抉られる2人。こ、心がきたない・・・!!この美しい作品は、そういう真心に包まれて育った真人くんだからこそ生み出せるものなのかもしれませんね。博愛精神からはほど遠い私たちが、美しい心を手に入れられる日はやってくるのでしょうか・・・。真人くん、本当にお疲れ様です!

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仏像のデッサン

2013-04-13 23:32:00 | 大人 デッサン
Utidahudoumyou内田 『不動明王』 鉛筆

土曜担当の岩田です。先週のお花見、皆様本当に有り難うございました。

今回ご紹介する作品はチケットで通っている内田さんの作品です。こちらの2点のデッサンは仏像の写真を元に描かれたデッサンですが普段、寺院などで見かける仏像とはちょっと違った印象をうけると思います。

こちらの仏像を作ったのはそれぞれ違う仏師なのですが左は円空、右は木喰という名前の僧が作ったものです。内田さんががこちらの仏像の写真をデッサンしているのを見て、まず選んでいるモチーフが素晴らしい!と思ってしまいました。

円空は実は私も心底尊敬している方で、江戸時代に全国を行脚しながら辺りに転がっている木に仏を見い出し、おおよそ60年間の生涯の中(発見されているもの)で約5,000体もの仏像を彫った仏師です。そして木喰も円空と同様、江戸時代に日本中を行脚し、仏像を彫り続けました。

今回このデッサンを描かれた内田さんは、そんな二人の仏師のスピリットをしっかり感じ取って画面に表現したいと思いこの作品をお作りになったのではないでしょうか。

作品を見てみると、円空の鉈で直線的に落とされたシャープな平面が鉛筆という素朴な素材と相まってとても美しく表現されています。そして左の作品も分厚い唇で優しく微笑んでいる木喰ならではの仏像の顔がとてもダイナミックに描かれていますね。内田さんのお人柄とリンクしているかのようです。

鉛筆というと習作や下書きの為の描画材といった感が強いと思いますがこの内田さんの作品を見ると鉛筆という素材でもちゃんと一つの作品として立派な描素材になりうるというのが分かります。

どちらかというと粗野で素朴な仏像を描く為に選ばれた鉛筆というこれ又シンプルな素材がこの仏像の本質を表現する上でとても素晴らしい効果を生んでいることに今回私はとても感心させられました。

ちなみにこの内田さんの作品がベラドンナ・アート展に入選しました!凄い。

こちらに↓入選したそうです!ぜひ皆様ご高覧下さい。
第9回全国作品公募 べラドンナ・アート展
会期:2013年4月18日(木)~22日(月)
会場:上野・東京都美術館
開場:9:30~17:30(入場は17:00まで)
入場料:一般 500円/高・大学生 100円
(小・中学生以下無料 * 保護者同伴のこと)
< 後援/文化庁・東京都 >






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忽ちの霧

2013-04-12 22:27:30 | 大人 油絵・アクリル
Kamai_08釜井 油彩

庄司です。先週の大人宴会では沢山の方と楽しくお話しさせて頂きありがとうございました。いい気分で飲み過ぎてしまい、3日くらいお酒が抜けない様な気分でした。聞きしに勝るミオスの宴会…。

さて今回は水曜午前大人クラスより釜井さんの作品をご紹介します。
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッヂ(金門橋)にかかる霧の風景を描かれました。映画などでもよく見るこの橋ですが、夏など一瞬にして向こうが見えなくなるほど濃い霧がかかり、その光景がまた見事なのだそうです。

今回のメインは橋にかかる『霧』。はじめは白一色で入れてその上から、パステル調のピンクや紫、黄色などをのせていきます。絵の具を置いては布で拭い取って…を繰り返し、かすかに向こうが透けて見えるなんとも美しい霧が完成しました。ほとんど絵具を取ってしまったのでは?というくらいに拭いとって、絵肌にうっすらと残る色を重ねることにより、ほのかな色味が柔らかさを感じさせます。布についた絵具も頬紅のようにトントンと柔らかく叩き込むようにして、筆では出ないタッチを作り出していきます。海の荒々しいタッチとの差も、サンフランシスコの強い風とそれにより運ばれてくる霧の勢いを感じさせますね。空の光を湛えたライム色も、第2の故郷と言うほどにその土地で暮らして空気を感じて過ごされた作者だからこそ描ける色ではないかと感じます。

今回釜井さんは向こう岸の山並みなどの霧で見えなくなってしまう部分にもしっかりと手を入れて、絵としての力強さを確立させました。全体に大まかに色をのせたらすぐにでも霧にも手をつけたくなりますが、そこを抑えて金門橋を着実に描いていきます。鈍い赤の色が重さを感じさせる橋も、何度も赤を作り拘りました。見えないところだからと疎かにしてしまえば、中身を感じさせない絵になってしまいます。隠れてしまうところもしっかりと描くことにより説得力のある力強い作品になりました。美しく映える橋と柔らかい霧の流れは、お互いをより引き立てていますね。1枚ごとに新しい表現を着実にものにしていく釜井さん、次回も期待が高まります。

ちなみに…金門橋が出てくる映画なら、スティーブ・マックイーン主演のカーアクション映画『ブリット』が釜井さんオススメとのことですので、ぜひご覧になってみて下さい。こんな絶景、走り抜けてみたいものです!

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5年目になりました

2013-04-11 21:23:29 | 親子
平成21年に開講した親子クラスがこの4月に5年目のスタートをきりました。
開講当時2歳だったお子さんも今春小学校入学です!おめでとう!!親子クラスから幼児クラスを経て、現在小学生クラスに在籍しています。また保育園がお休みの日に参加してくれていたお子さんも園卒業まで継続して通ってくれました。先月は親子クラスを卒業するお子さんたちの成長を見送る節目となった授業でしたが、年度が変わり、これからさらに親子クラスで新しいお友達にたくさん会えることを楽しみにしています!!
0409_25年目最初の日は、急な予約キャンセルが続出で参加者1組となりましたが、普段話せない(?)トーク盛りだくさんで異例で濃厚な授業でした。
絵本「わたしだけのワンピース」を題材に、クレヨン・絵の具・貼り絵・スタンプを組み合わせての制作です。
最初に画用紙にぐるぐるクレヨンを回転しながらなぐり描きし、その上から絵の具に水をたっぷり含ませて色をにじませたりはじかせたりして、模様を作りました。
絵本の中では、うさぎのワンピースの柄が物語の場面が変わるとともに模様が変わります。
お母さんと一緒に作ったうさぎのワンピースに一番似合うお気に入りの模様はどこかな?三角に切り抜いたワンピースの形から見える模様を決めます。
うさぎとワンピースが出来上がった後は、背景をスタンプでお花畑にしちゃいましょう。
このスタンプは、ご家庭にある身近なもので出来ています。一つは、段ボールをくるくると巻いたもの。もう一つは乳製品容器にプチプチシートを巻いたもの。こんなに簡単なスタンプですが、お花模様に見えて(冬だと雪や結晶にも見える)、しかも小さい子の手にも持ちやすくてこれはお薦めです!!

次回親子クラスは、4月23日(火)10:30~11:30です。
若干空きがございます。ご予約をお待ちしています!

伊藤

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似顔絵ウェディングボード

2013-04-10 06:24:00 | 小学生 イベント
Satosiwelcome

作者 小学生クラスの全員(+お針子酒井・小原)
『ウェディングボード』
「さとしさんがかよっている
かいがきょうしつの
小がくせいクラスで
かいたにがおえです。
さとしさん、ともこさん、ごけっ
こんおめでとうございます。」

木曜大人クラスに通う智史(中1からアトリエに通っている、現在お父さんから農家を継いで2年目の男)の結婚式に使う、似顔絵ウェディングボードが完成しました!
(経緯の詳細はこちら
似顔絵も通常カリキュラムの授業の合間にチョコチョコ仕上げたもので、完成までにかなりの日数が掛かりましたが、私と酒井先生が本物のウェディングべールにパールで作品を縫い付ける作業にも24時間掛かったという、愛情+根性のこもったプレゼントです。
なんとなく戦時中の100人針を彷彿とさせる素晴らしい代物!
結婚式の3時間だけの展示にしないで、カーテンにでもして一生飾って頂きたい完成度です。
「でもさ、なんかズルくない?智史、あんたの生徒じゃないじゃん。これじゃあ子ども達に愛される人格者みたく見えちゃうよ。こんな一生懸命描いた作品が式場に飾ってあったら、みんな感動すんの当たり前だし、笑いも取れるユニークな似顔絵もあるしさ。手柄横取りみたいでなんかズルい!」
とクレーム出しておいたので、アトリエのスタッフは当分野菜に不自由しなくて済む程、農作物をもらえることでしょう。
しかし喜ぶのはまだ早い!一つ残っている恐ろしい事実が!
本人が描いているウェルカムボードの油絵がまだ完成していない…
これも私が二人羽織ることになるに違いない…
だって、結婚式は10日後なんですもの…
もうこれ以上徹夜はしたくない…
オバラでした…
トホホ…

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宇宙人とコンタクト

2013-04-09 22:59:46 | 幼児
オバラです。土曜の大人クラス宴会が無礼講過ぎて、アトリエに通うのをフェードアウトする方がいないかドキドキしています。
今週1週間が過ぎるまでは、この胸騒ぎが続きそうです。(おじさま方に構われ過ぎていた庄司先生が、一番“登校拒否”の可能性が高かったりして?)

Youite2
幼児クラス立体制作
左から
①歯の型取り材(粉末)に水を入れよく練った後、手を入れる
②10分経って固まるとゴム状になり、もう逆さまにしても大丈夫
③覗くと指紋まで見えます
④「気になる」 けど、水で溶いた石膏を流し込んで、30分待つ
⑤型取り材をむしって取り出すと…本物そっくりのコピーハンドができたー!

Youjite_4
先週は伊藤先生が幼児クラスをお休みしたので、私がご報告します。
この素材は私が学生の頃、歯科助手のバイトをした時からのお気に入り。
子ども達に使わせる素材にしてはべらぼうに高く、固まるのが早いのが難点ですが、練ることさえクリアすれば、誰でもリアルにできるのが利点。新学期なので記念に残る作品を作ってみました。(お休みの子が多くて残念)

しかし、ぅわー、ちっさい手!見ていると胸が切なくなるこの感情は何なんでしょうね、一体?
守ってあげたいのか、親御さんの気持ちが憑依するのか、幼い頃の記憶が蘇るのか全くわかりませんが、作品ごと手を丸飲みしたい衝動に駆られます。(食べちゃいたいってことは、可愛いと思っているのか?この宇宙人達を?)
宇宙語を巧みに操る小動物達が段々と人間に変化する様子は、被害を被らない距離で観察している分には非常に楽しく、手のひらサイズだったら水槽に入れて飼いたいと常々思っております。進化の経路を辿り、思いもよらない変態(成長)を観察絵日記につけたら充実しそう!

毎日大変な思いをして子育てをしていらっしゃる親御様方、本当にご苦労様です。
天使というより宇宙人な彼らを、時には持て余していることでしょう。
でもすぐに「携帯欲しい」「この服ダサいからイヤ」と言うようになりますので、それまでちょっと辛抱して下さい。
って、全然フォローになっていませんが、遠くない未来を思い浮かべるとなぜか宇宙人が愛おしくなってくるから不思議です。宇宙人と接触が困難な時は無理に交信しようとせずに、返信がなくても焦らないで下さいね。地球人になるのはもうすぐですから!

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靴の工作

2013-04-08 06:59:00 | 学生
20130408
学生クラス 「靴の工作」 紙・不透明水彩・ペン

どうも幸介です!本日ご紹介するのは学生クラスより、靴の工作です!今回のこの課題ですが、ちょっと前に小学生クラスでやった課題を学生達にも「作ってみれば?」とすすめたのがきっかけ。サイズは小学生クラスの半分ですが、クオリティでは中学生レベルのを作ってやろう!ということで制作したのでした。

完成してみれば、さすが中学生。デザインは完全オリジナルで、こと女子にいたっては色合いやリボンの位置など、自分のセンスで判断する「カワイイ」を見事立体化したのでした。そして驚いたというか、まぁ当然なのかもしれないのですが、女子の厚底率の高さ!!彼女達自身、厚底やヒールの靴で授業に来るのですが、やっぱり作る靴もヒールの高さや角度にはこだわるようです。さらに模様や色などのテクスチャーにもこだわる。男子の場合、こだわるポイントは機能や設定・無意味なカッコいいギザギザだったりするのですが、こういう性差で表れるデザインのポイントも面白いと思います。

それにしても最近の女子中高生はただでさえスタイルが良くてスラっとしてるのに、すんごいヒールの靴で来て僕を見下ろしちゃうんだから困ってしまいます。ちなみに見下ろすというのは内面的な意味ではなく、実際に僕よりも背が高くなるということです…。

そんなわけで学生クラスでは小学生クラスの課題を、もっと自由に、そして自分の好きな素材をプラスしたりするなどして、ようはリミックスして作品を制作することも多いのです。学生のみんな、「小学生のときにやったあの課題をリベンジしたい!」とか「ブログに載ってたあの授業楽しそうだからやりたい!」とかあったら、先生達にどんどんリクエストしてくださいね!!

田中幸介

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暴風雨の中

2013-04-07 06:08:00 | 大人 イベント
Nomi20135

大人の飲み会写真第2弾です!ご覧ください、この老若男女問わない楽しそうな表情!はたから見たら一体なんの集団なのかわかりませんね。子供の笑顔が魅力的なのは当然ですが、こうして見ると、大人だって嘘偽りのない無邪気な笑顔は子供に負けないくらい魅力的なのだな、としみじみ愛おしさを感じます。

Nomi20134

去年の飲み会ではおじさま方に「恋愛をしなさい!」とお説教をされたり(とブログに書いてあったようです)いろいろ勉強させて頂いたのですが、今年は卒業制作の図録を持っていったこともあり、なかなか真面目なお話も出来ました。去年とはまた違って、本当に充実した3時間!以前飲み会の席で「ぜひ学祭に来てください」とおすすめしたのを覚えていて下さって、遠いところ学祭や卒業制作展にまで来て下さった方もいらっしゃいました。本当にありがとうございます。

悪天候を心配して9時半頃にはお開きとなったのですが、2次会で日付を超えるまで飲んでいた猛者達もいらっしゃったようです!しかも翌日朝からの授業にも涼しい顔で一番乗り!思わず「若いってなんだろう」と考えずにはいられません・・・。ともあれ、普段一緒のクラスにならない生徒さん達も、こういう場が交流のきっかけになっているようでとても嬉しいですね。私は友人たちと飲みに行っても最後まで酔い潰れることが出来ず、結局酔っ払いの世話をするはめになるタイプなのですが、今回誰より先に出来上がっていた神宮さんにありがた~い助言を頂きました。いわく、「こういうのは先に出来上がったもん勝ち。初心者のうちは我武者羅にバット振りまくらなきゃ駄目」だそうです。これから先の飲み会に生かしていこうと思います。        酒井



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お花見決行しました!

2013-04-06 22:58:00 | 大人 イベント
Nomi20132
本日は大人クラスの宴会に、荒天にも関わらず30名の生徒さんが参加して下さいました!
皆様ありがとうございました!

Nomi2013

今日は夕方くらいには大荒れになると天気予報が伝えていましたがお花見には皆さんしっかり参加して頂いて、楽しい時間を過ごさせて頂きました。

普段では土曜日以外の生徒さんとはお会いする機会がほとんどありませんのでこういった会が催されて、皆さんと交流ができるのはとても良いですね。更に、皆様の暖かいお心使いもあって今日は沢山のお酒と食べ物もばっちり堪能させて頂きました。

それにしてもアトリエミオスのおじさん達は皆さん若いですね!他のクラスの方々の意外な一面も見られたような気がします。中にはあまりにもやんちゃ過ぎて頭を思い切りチョップされている方もいたようですが。

4月ということもあり新年度もスタートしましたが今年度もどうぞよろしくお願いします!!是非皆さん又飲みましょう。


岩田俊彦




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再びの風景

2013-04-05 18:35:46 | 大人 油絵・アクリル
Nagase_09
永瀬 アクリル

明日はいよいよ大人クラス宴会ですね。今年は遠足に参加できず悔しい思いをしたので、こここそは!と意気込んでおります。庄司です。週末は天気が荒れるようですので、皆様お気を付けていらして下さいね。

さて今回ご紹介するのは、水曜午前大人クラスより永瀬さんのアクリル画です。
あれ?以前ブログで見たことある気がする…という方もいらっしゃるのでは?そうなんです!実はこの作品、一月にご紹介した作品と同じ場所を少し大きめのキャンバスに描きました。筆の早い永瀬さんには珍しく、2ヶ月近くじっくりと時間をかけて完成させました。同じモチーフを描いてもその時々によって込める思いも変わり、全く違う印象になるものです。

せっかくですから、並べて鑑賞してみましょう。左が今回の作品、右が前作です。

Nagase_10


どうでしょう。大きさが変わるとやはり小さい作品よりしっかりと描き込む必要が出てきます。思い切った色をのせてリズムを作り、画面を単調にしないようにする大胆さも必要になりますね。暗く、黒にしか見えない影の部分にも必ず色彩が潜んでいます。それらを丁寧に拾い上げることで、木陰の木肌の冷たさなどを想像させるような描写が可能になってくるのですね。
今回の作品は前作と比べると、幹の描写がレベルアップしましたし、画面左の木々の葉の強弱も前作から更に美しいものになったと感じます。また影を強く意識させるが故に明るい日差しを感じる作品になりましたね。1作目を描き終えた後や2作目の製作の過程でどのような心境の変化があったのか、そういったことを想像しながら鑑賞するのもとても興味深いものです。
レッツ描き比べ!2枚同時進行でそれぞれに正反対のイメージをのせてみる、というのもオススメですよ♪

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小学校受験春期講習

2013-04-04 23:49:07 | 小学校受験
Jyukenshunki
先週から始まった春のイベント週間がまだまだ続いています。
小学生遠足をトップに、幼児遠足(残念ながら中止でしたが)→小学校受験春期講習→春の小学生特別講座→そして、ラストは今週末の大人クラス宴会です!!

今日はその中盤3月29日(金)と3月30日(土)に行われた小学校受験クラスの春期講習の様子をお伝えします。
春期講習や夏期講習、秋の親子講座などは、通常通っている生徒さんの他に外部の方も参加されます。今回の講習会で始めて出会うお友達も交えて、各日10~12人のお子さんが参加されました。

こちらの写真は29日の絵画の制作風景ですが、なんと本物の魚を目の前にしての観察画です。
日常の食卓に並ぶ魚は切り身だったり、親御さんが魚の調理が苦手だったりすると、普段魚を触れる機会も見る機会こそなかなか難しいですよね。
講習会では、新鮮で姿形が立派な魚やイカを仕入れてきました。いきなり絵を描くのではなく、まずはじっくり観察です。観察といってもただ見るのではなく、魚の生臭い匂いを嗅いだり、手で持って触った感触、重量感など、見ただけでは感じ取れない五感が敏感に働き、魚への興味がどんどん湧いてきます。

ずっしり重量感あるホウボウは羽の裏側がクジャクのようにきれいな色でした。
イカの足は10本?よく見ると、2本だけ長いのは獲物を取るための腕(手)でした。
羽を広げると、透明な扇子のように大きな羽のトビウオでした。

実際に触れて見ることでたくさんの発見があり、こども達の興奮度もマックスです。
リアルな体験があるからこそ、不思議だな、面白いなといった興味や好奇心が広がり、自信を持って絵を描く姿勢に自然と繋がってきます。
イカは何色ですか?ホウボウは何色ですか?トビウオは何色ですか?と聞かれて一言では答えられないくらいたくさんの色を見つけてクレヨンで混色してリアリティのある絵画作品になりました。
しばらく経ってから作品を見返した時には、匂い・感触など五感で記憶されたものも鮮明に思い出すことでしょう。

伊藤 絵里





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メカの嫌いな男子はいない

2013-04-03 05:26:00 | 学生
201204031
「廃剛機龍ドルゲドス」学生クラス男子共同制作/一平(中1)・宙紀(高1)・旭(中2) 監修:幸介
左:廃材工作(パソコン・FAX・ビニール傘) 中:ペン画(油性ペン) 左:完成記念写真

どうも幸介です!アトリエの入口に飾ってあるドラゴンにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、本日はこちらをご紹介いたします!こちらは学生クラスの男子生徒の共同制作になりまして、上記材料からお分かりのようにすべて分解した廃材から制作いたしました。リサイクルですね。さらにそれをモチーフに絵も制作!まさに一石四鳥ぐらいの作品なのです。立体のドラゴン自体を一平と宙紀と僕で、ペン画を旭が制作いたしました。まずは製作者たちを軽くご紹介いたします。

旭 :中学2年。自分で選んだケミカルウォッシュのデニムに白いTシャツをインするスタイルは、さながら尾崎豊のよう。おっちょこちょい。

一平:中学1年。オモチャを手に取り、「プシュー」「ドゴォォン」と効果音を口で発して遊ぶ姿は小3レベルとの噂。あとオバケが苦手。お調子もの。

宙紀:高校1年。エキゾチックな顔立ちと、筋肉ムキムキで色黒な見た目は海外のスポーツ少年のよう。帰宅部なのに。イケメン。

…という作者たちのもと生まれた本作。ドラゴンの口内には懐中電灯が仕込まれ、身体にも緑のLEDを設置してありますので暗い中でもその存在を主張します。ボディにはマジックミラーのような謎の素材を使ってミステリアスな雰囲気を出しつつ、アシンメトリーな全身は男心をくすぐるでしょう。

201304032_2

まだそのままの形のファックスやパソコンを極限まで分解し、グルーガンや半田、針金などで固定していきました。背骨や自立するための芯には傘の骨を使用しています。製作期間は大体2ヶ月ぐらいでしたが、同時進行で描き始めたペン画は「毎週描くところが増えていく……」と心折れそうになったようです。

ちなみに皆で考えたドラゴンの設定ですが↓
・胃次元から関東地方侵略に現れた巨大試作ドラゴン型メカ。左半身はまだ完成していない。その巨大さから、ウンコをすることによって川崎市を消滅させてしまうほど。動力はソーラーパワーと平和的。中には居住スペースもある移動要塞でもある。なぜか操縦席は無く、操縦者はふとももあたりにむき出しで直立しなければならない。

ということで、僕も参加して名前も設定もけっこうノリノリで考えてみました!ひとりひとりで作品を作るもの良いですが、たまには自宅に持って帰れないような大きい作品を皆でつくるのも楽しくて良いですよね。ちなみに作者の彼ら3人は、合宿と称して小学生クラスの遠足の翌日に僕の家に泊まりに来たんですが、遠足の筋肉痛休みとして設けていた休日が、夜に町中を駆けたり皆で行った銭湯で見知らぬおじさんに怒られたりと、彼らの手によって見事にアクティブな休日になったのでした…

小原先生の「仲良しこよしなんてクソくらえ!」とはまた一風違った学生クラスの風景。学校や学年が全く違っても仲良くなれたり言いたいこと言えたりするのも学生クラスの良いところではありますね。まぁ駄目なものは駄目、間違っているものは間違っていると発言できるので、「仲良しこよし」ではないという点では一緒です。他人の機嫌を伺うようなことはまず無いですからね。(逆にうかがわなすぎて目前でオナラをされたりチョークスリーパーかけられたりするのですが…)

そんなこんなで男子ならではの作品紹介でした!

田中幸介

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ローマ人を描く

2013-04-02 21:43:27 | クロッキー会
Kurokki133
前回のクロッキー会の様子 / 中央 モデルのマッシモ・ヴィッラドーロさんの描いた自画像

どなたでもご参加頂ける、人物クロッキー会のお知らせです。
アトリエでは第1土曜日に着衣の人物クロッキー会を行っています。
固定ポーズを20分×5回(ポーズとポーズの間に5分休憩を挟む)行います。
前回のイタリア人男性がモデルさんとして大人気だったこともあり、再びモデルをお願いしました。
皆様のご参加お待ちしております!

日時   4月6日(土) 16:00~18:00 (入室は15分前より可能です。)
参加費 1500円 (ミオス生徒 1000円)
持ち物  スケッチブック、画材etc (イーゼル、画板、イスなどはご用意してあります。)
お申し込みはお電話でお願いします。   044-411-1600

次回以降の予定はコチラ

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暗闇の中のサイフォン

2013-04-01 22:43:32 | 大人 デッサン
Yosiakicaffe_3赤羽 鉛筆デッサン

土曜日は寒かったです!天気予報を見ぬまま薄着で元住吉まで来てしまいました。これからは出かける前は必ず気温のチェックをしようと反省しました。

今日ご紹介するのは、土曜日午後クラスに通っている赤羽さんのデッサンです。こちらのデッサンは見た感じかなり不思議な印象を持つ方が多いと思います。真っ暗闇の中でサイフォンでコーヒーを入れている場面です。そして傍らには蓮の枯れた花が横たわっています。このなんとも形容しがたい世界観は赤羽さんの真骨頂です。

このデッサンは一体どれくらい時間を掛けたでしょうか。私の記憶では、多分トータル3ヶ月以上掛かっっているのではないかと思います。最初は白い背景に、いたって普通にサイフォンと蓮を描いているを見てあと3回位でフィニッシュを迎えるかなと思いきや、途中から突然赤羽さんが関を切ったように画面を黒く塗り始めたところから、いったいこの絵はどうなって行くんだろうと少し心配になり始めました。

しかしご本人は至って冷静にかつ黙々と画面を塗り続け、ついには暗闇の世界を画面にしっかり構築されたのでした。そして最後には赤羽さんらしい何とも怪しげなデッサンが完成しました。

この絵を描く前の赤羽さん曰く、「今回は工業製品の形をしっかり取るぞ!」という志を持って挑んだデッサンでしたが結果、その辺りは最後までグレーゾーンのまま今日の完成に至りました。次のデッサンでは新年度ということで「基本をしっかり又一から勉強するぞ」という意気込みで新たな気持ちで描いていくということです。

すでに私の中では「もしかしたら又途中で最初の思いと裏腹に、あらぬ方向に行ってしまわねば良いのだが」という気持ちがある事は確かですがもしそうなったとしても赤羽さんの事ですから、又小原先生と私を楽しませてくれる作品を作ってくれるのではないかという期待が膨らみます。

赤羽さん、次のデッサンも多分又、小原先生がストーカーのごとく後ろでジッと進み具合を見ていることと思いますので気を抜かず最後まで頑張って下さいね!!

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