心から描くことが好きなんだなあと私もはいつも思うのですが色んな展覧会に行ったり、ご自身で公募展に参加したり、そこで出会った作品の良いところを吸収しようと、描くことに対していつも貪欲なのです。
近所ですので、ぜひ皆様足をお運び下さいませ。
【展示期間】平成30年2月28日(水)~3月4日(日)10:00~17:00(最終日は15:00まで)
【会場】大倉山記念館
【体験講座】各50円~200円
3日(土):竹細工
4日(日):バルーンアート、竹細工、消しゴムスタンプ作り体験
【展示期間】平成30年2月28日(水)~3月4日(日)10:00~17:00(最終日は15:00まで)
【会場】大倉山記念館
【体験講座】各50円~200円
3日(土):竹細工
4日(日):バルーンアート、竹細工、消しゴムスタンプ作り体験
去年高校3年の時の作品も上手でしたが、新作を見みてみると前よりも上達しているのが分かります。実は元々参考にしていたポーズと衣装の画像はバラバラで、好きなポーズに好きな衣装を着せて描くという器用な事もやってのけております。構図も左右対称になり過ぎないよう、バランスが上手く取れていますね、さすが晴香!複数の人間が同じ空間にきちんと存在するように描くのも、実は難しかったりします。立ち方や仕草なども自然に描けていますね。彼女はいつも肌をあっさりめに仕上げるので、写真だとイラストっぽく見えてしまいますが、実際に見るともっとリアルで顔の特徴なども良く表されています。薄く塗り重ねられた色合いの中に、ハッキリとした黒が中央の機械や衣装に所々入っているので、ぼやけずに全体が引き締まっていますね。全体をクリーム色の柔らかい色で仕上げつつ、それに合わせて影をピンク色にしているのもまた良いですね、色のバランスが良く取れています。
いつも順調に上手に描き進めてしまうので、指導もそこそこについつい私生活の事を聞いたりしておしゃべりしてしまいます。先生がいない方がむしろ制作が捗ってしまう状況になっていないか心配!なんて思いつつ次回作も楽しにしております。
連日記録的な大雪ニュースが報じられていますが、先日はこの辺りでも予想以上の雪が降りましたね。20㎝位積もった日は、私は出先からなかなか移動できず、駅のホームで1時間待ち。やっと最寄り駅まで到着したものの、その後の交通手段が使えず、30分雪道を歩いて帰り、大変な日でした。また翌朝は、家の前から通りに出るまでの道を雪かき。除雪が山のようになったので、雪の為幼稚園をお休みしている近所のこどもを庭に呼んで、一緒に「かまくら」を作って遊びました!!雪かきも、かまくら作りも、かなり汗だく。。。
雪が降った後日の幼児クラスでは、雪遊びの話がつきないようで、こども達から出た話題を広めながら、雪遊びのお絵描きをしました。雪を表現するのに、クレヨンと絵の具を併用して描きましたが、とてもきれいですよね!どの絵も普段あまり出番のない白いクレヨンが大活躍!!牡丹雪のような雪片、大きな雪だるま、かまくらを描くのに、クレヨン1本使いきる程に塗る勢いが凄かったです!いつもの白い画用紙に描くのとは、ちょっと違う感覚のようです。そして、ふわふわと舞い散る雪は、小さな丸いスポンジに白い絵の具をつけて、画用紙にポンポンとスタンピング♬一気に雪景色になりました。(Eri Ito)
水曜日担当の滝口です。
風邪がとっても流行ってますね。小原先生や生徒さんたちも体調を崩されている方も多くて、寒い時期が続いているので、ぜひ体調管理にはお気を付けください!!
今日は夜の社会人コースから、長沼さんの油絵の紹介をしたいと思います。
僕は写真を撮って作品を作っていますが、写真はカメラのボタンを押せば、見ている光景が瞬時に記録されていきます。その瞬発さが好きで、記録されたものから発見があるので、それを楽しみにして作っています。
さて、長沼さんの油絵。
長沼さんは、左のオオカミの作品は図鑑の写真から、真ん中のパンジーはご自分で撮影された写真から、そして右は屋久島の杉の写真をきっかけにしながらでした。
それらの写真から想像力を働かせて「私はこういう風に描きたいんです!!」とすごく力強い言葉で毎回お話をしてくださいます。それぞれの作品は、元の写真を超えて、描きたい長沼さんの想像力が前面に表現されています。オオカミと背景のカラフルな関係や、パンジーの描く表現技法と背景の黒から浮かび上がるような花の見せ方、屋久島の杉の力強い幹の質感、こちらの背景はしっかりと深い森のイメージを残しています。
表現はついつい描き慣れた技法を使って、同じイメージを少しずつ変えながら枚数を重ねることが多いですが、長沼さんはそういった写真から新鮮にイメージが湧き出して、絵の雰囲気や描きたいものが決まっていく方だと思います。
絵を描くきっかけは人それぞれあります。『そこまで深くきっかけを考えたこともなく、ただ描きたいから。』 実は、それもすごいきっかけだと思います。
人間はなぜ絵を描こうと思ったんでしょうか?ラスコーの洞窟に描いた野牛の絵を描いた人物も、何かの衝動を抑えられなかったんでしょう。
話は飛躍してしまいましたが、何かを表現したいという衝動はとっても素晴らしいことなんですね。
そして長沼さんのもう一つの素晴らしいことは、その溢れ出すイメージは常に前を向いていて、次から次へと作品を生み出していくことです。並行して作品を作っていらして、多分その溢れ出すイメージを早く見たいと思っておられるのだと思います。今日も、制作をどんどんされていて完成に一歩一歩近づいていました。
僕は写真を撮っているので、是非とも長沼さんに見てもらって、イメージのきっかけになる写真があったらいいなと思います。
昨日のブログで田中先生がチラシをアップしてくれましたが、早くも春休みのワークショップをお知らせします!
最初にご紹介するのは、幼稚園児・小学生が一緒に参加できる講座、毎回大人気の食品サンプル作りです☆粘土以外にシリコンや、家具用ニスなどを使い、リアルにいきましょう!
今回は本物のワッフルマシーンの鉄板を使って、こんがり焼けたワッフルを作ります!チョコミントやストロベリーマーブルなど、自分の好みのアイスもトッピング♪果物もホイップもシロップもてんこ盛りで、白いお皿が見えないくらいに飾っちゃいましょう!
日 程:3月29日(木)、30日(金)
時 間:10:30-12:00
対 象:年少、年中、年長、小学生(教室が狭い為、保護者の参観は出来ません。母子分離が出来ず受講不可能の場合でも返金は出来ません。予めご了承下さい。)
参加費:2,300円
持 物: 作品を持ち帰る為のマチのある紙袋(皿の大きさは約18cmですので、皿を水平に入れられるマチが必要です)
❶事前にメールで、①ご受講希望日・希望講座名 ②氏名と学年(年齢) ③住所 ④電話番号をご連絡ください。タイトルは『春休みワークショップ申込』と記入下さい。定員がございますので、参加可能かどうかを返信いたします。
❷こちらからの返信後1週間以内に、下記の振込先にお子様の名前で参加費をご入金ください。ご入金確認後正式申し込みとなります。
振込先: 三井住友銀行 元住吉支店 普通口座 0609714 名義「小原京美」
※銀行の“振込み控え明細票”を受領書とさせて頂きますので、当日まで大切に保管ください。
(ご注意)
振込み手数料は、お客様のご負担でお願いします。
お振込みが1週間以内に確認できない場合、申し込みをキャンセルされたとみなします。
『講座開催日程10日前を過ぎてからのキャンセルは返金できません。日程変更も致しかねます。
※キャンセル返金はご指定の口座に、振込み手数料を抜いた金額で振込ませて頂きます。
どうも幸介です!もう今年も1カ月が終わり、冬も残すところあとわずかですね。寒いのはもう沢山!早く春よ来い!!
そんなわけで、本日は毎年恒例の春休みワークショップのお知らせ!というかワークショップのチラシがほぼ完成いたしました!今年も幼児・小学校受験・小学生・学生に受験指導者講座など、盛りだくさんの内容となっております。
食品サンプル作りなど大人気のワークショップも開催いたしますよ~。近日中に配布予定で、それぞれのワークショップの詳細も後日ブログにてご案内させていただければと思います!
皆様の春休みワークショップのご参加、お待ちしておりまっす!
どうもです、岩田です。
今回は土曜クラス、男性お二人のデッサンです。
午前クラスからは殿山さん。静物を主体にデッサンを描き続けてきました。こちらはミオスのモチーフの中でも難易度の高いランタン。しかしながら慎重に形体を追いながらじっくりと攻めていく殿山さんにとっては格好のモチーフだったでしょう。
この描き手心を誘う古びた質感を湛えながらも、その思いに反するがごとく幾重にも重なる大小の楕円。一度は描いてはみたいが途中で挫折してしまうかもと思わせる中々憎いモチーフですが如何でしょうこの佇まい。やや曇りがちなガラスの表情も含め見事なまでに描き切っていますね。
鉛筆という描画材にもかかわらずここまで自然に、しかもこの錆びかかった緑の金属色をあたかも感じさせるようなレベルの高い作品に仕上げられたのは、殿山さんの徹底した観察眼があるからこそです。
午後クラスの當山さんもデッサンが大好きな方です。近頃は木炭デッサンを続けて描いていらっしゃいますが今回の石膏はジョルジョ。
納得がいかないと何度も何度も描いては消してを繰り返す當山さん。このデッサンも幾度頭部の造作を修正したことでしょう。
特にこの石膏は左右の目の大きさや形状が微妙に異なっているので捉えるのが難しいのですね。尚且つ、細やかな髪の毛の表情が複雑に作り込まれています。
特に木炭という描画材は大きく色を付けたり取ったりとということには適しているのですが細かい表情はどちらかというと捉えにくいものです。ところが當山さんの魅力はそういった既成概念に囚われないところなのです。
こちらのデッサンを見ても分かりますが全体の調子を大きく捉えつつ細部にも抜かりが無い。そんなに多くの枚数を重ねている訳ではないのにここまでしっかり描くことが出来るのは當山さんが有する描画材への柔軟な姿勢故でしょう。
両氏があらたにチャレンジしている新作にも期待しています。
水曜午前クラスの高橋さんは、入会当初から律義に1枚油彩を描いたら、1枚鉛筆デッサンをするというように、真摯に絵に取り組まれている方です。(そして毎週きっちり5分前にアトリエに入室される真面目な方です。)そんな高橋さんを体現されたかのように、作品の方もキッチリとした油絵に仕上がっていますね。隙の無い密度は観る人に自然と背筋を伸ばしてしまうような、心地よい緊張感を与えてくれます。
手前の木々には様々な色が使用され、単純に黒や青とは言えない複雑な色合いに仕上げられています。どんな色が使われているのかな?と、探せば探すほど作品の世界に引き込まれていってしまいますね。少々形を崩し抽象的に描かれた手前の木々に対し、奥の富士山は具象的に描かれています。異なる表現が一つの画面で組み合わさっており、日本人には見慣れたはずの富士の風景も、不思議な雰囲気を纏っていて面白いですね。また空のエメラルドグリーンもオシャレで素敵ですね!手前は色を沢山乗せて重くなっている分、空はサラッと仕上げられているので画面全体のバランスも取れています。シンプルに見えて、近付いてよく見てみると沢山の工夫や魅力が見えてくる作品ですね。 大竹
今日から2月・・・明後日は節分ですね!幼稚園や保育園では、節分行事はもちろん行うようで、こども達から「あしたは ようちえんに オニが くるんだよ!」と話題にもなってます。親子クラスに通ってくれているお子さんは未就園児なので、自宅で家族と豆まきをするか聞いてみたところ、オニ=こわいイメージの為か?親が豆の後片付けが面倒な為か?豆まきをする家庭はなかなかいないようです。家ではできない季節の行事でも、アトリエに来ればお友達と一緒に楽しめます。小さいお子さん達なので、豆を使わない邪気払いを企画しました。
まずは、オニの制作です。この日のワンポイントレッスンは、ハサミの刃を大きく開いて紙を切る練習。最初は、お母さんに手を添えてもらって、ハサミをどのくらい大きく開くのか、ちょっとずつ感覚で覚えていきます。刃を1回閉じて、チョキンと切るコツが分かって要領を得たら、たくさんの色画用紙をチョキチョキ切っていきます。三角や四角など、大きさも形もいろいろなものができました。この形をオニの顔に重ねてみて、何に見えるかなとお母さんと一緒に考えていくやりとりが楽しそう!「尖った三角は、目にしよう!」「優しい顔にしたいから、かわいい丸い頬にしよう!」「女の子オニにしたいから、髪の毛を長くしてツインテールにしたいな!」・・・などなど、アイデアが次々と出てきました。オニが完成したら、新聞紙を丸めて作ったボールで、力いっぱいオニにぶつけて、さぁ~!オニ退治です!
そしてこちらの写真は、何をしているところかと言うと、こども達が絵本を読んでもらっている間に、大人だけでオニの絵をリレー式で描いている様子です。グループごとに絵を描く順番を決めて、オニの顔のパーツを一人一つ描いていきます。自分が描いたパーツの後に、次の人が何を描くか分からないので、完成の絵が全く予想できず、皆さん描き手が代わるたびに、ドキドキしながら楽しんでもらえたようです。(Eri Ito)
水曜日担当の滝口です。
アトリエミオスを終えて、9時を過ぎて空を見上げてみるとなんと皆既月食で月が欠けて来ていて、デッサンとかを教えていると、あれは単に光の現象で起こっているんだと覚めて考えてしまいますが、でもこの大きな規模の現象だと、やはりなんとも言えぬ感動を覚えてしまいます。惹きつけられるように何度も見ていました。
さて、今日は水曜日午前中コースの永瀬さんの作品の紹介をしたいと思います。
惹きつけられる絵画作品というのは、絵からその描いた人の内面であったり、生きて来た人生の深みであったりが、色や形、世界観から滲み出ている作品だと思います。僕はこれまで、予備校などで10代や20代前半の学生たちが描く作品を見て来ました。この子の絵はいいな〜、この子の描く絵はセンスあるな〜など思うこともありますが、やはりそれはこれからの可能性や受験という枠の中で見る視点でしたが、アトリエミオスに来て社会人の方達が描く作品を見ていると、技巧とは違う絵の深みが出ていて、これはなんだろうと思うことが多々ありました。
永瀬さんの油彩も、ミオスに来てから2、3枚と見せていただいて来ましたが、世界観や視点がとてもはっきりとされていて、教えるといってもデッサン的な部分や絵のまとめ方といった部分程度で、永瀬さんの既に持っている感覚やセンスは、本当に何もいうことができない魅力に溢れています。この並んでいる3枚を見ているだけでも、永瀬さんの人柄や上品さが現れていて、絵を見ていると同時に、永瀬さんの持っている内面世界を見ている気にさせられます。惹きつけられる絵画というのは、こういう作品のことを言うんだなと思います。
左の作品を見ていても、女性の背中側が描かれていますが、背中だけでいろんなことを語って見える絵なんてなかなか描けませんよね。ついつい色んなことを想像しながら見てしまいます。この女性はダンサーでスポットライトに当たってこれから踊り出すのかな?とか、とっても若い子なのかな?など、授業終わりに皆さんで色々と話していたのを覚えています。想像しながら見れる絵ってとっても魅力的ですよね。