モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

向き合うのは誰?

2023-02-10 21:06:21 | 大人 デッサン


石川 鉛筆

大竹です。今回ご紹介させて頂くのは石川さんの鉛筆デッサンです。
真っ暗な画面の中心で向かい合う白い骸骨の構成は、”藝大 油画 デッサン”と検索して出てくる作品と並べても、引けを取らない格好良さがありますね。
背景を何度も鉛筆を走らせて黒くしていったのでしょう、線の密度を感じる真っ黒さです。そこから白い骸骨のシルエットが浮かび上がる構図は分かりやすくもインパクトがありますね。中心にも縦に明るく光が走っており、両者の間にある緊張感の様なものを表しているのでしょうか。
「ブルーピリオドさながらの自分の内部に向かっていった結果として生まれた作品…に見えるけど、そうでもないんだろうな?ティーンエイジャーでもない余裕のある大人が描いているので、表面を取り繕うのは苦も無くできるしね!」と小原先生がおっしゃっていましたが、自分と向き合っているのでなければ、相手は誰なのでしょう?作者が暗闇の中で向き合っている相手の事を想像してみたり、はたまた自分だったら相手は誰になるのか?と考えてみると面白い1枚だと思います。

骸骨の造形も線を何本も重ねて細かく追っており、骨の乾いてざらついた質感が伝わってきますね。持った時のずっしりとした重みも感じられます。我々の顔の皮膚・肉の下にある骨は複雑な形を持っており、ここまでしっかりと観察して描いた事で石川さんにもいくつか新たな発見があったのではないでしょうか。
絵を描き始めると、これまで何気なく見ていた物の見方が変化していきます。電信柱の陰影が美しく見えたり、錆びた看板が面白いマチエールに見えたり、捨てられたゴミ山の形が面白いものに見えたり…。身の回りの全ての物がモチーフという新たな視点から見る事が出来るでしょう。石川さんの周りで見慣れた物も、きっとガラリと変化して見えてくると思います。是非、その変化も楽しんで頂けたらと思います。

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雪景色に映える赤

2023-02-09 23:27:06 | 小学生 絵画

最近は水彩画にハマっています。マユカです!本日は小学生クラス…銀箔画のご紹介、最終回です!銀箔の貼り方や、ツルツルとした銀の表面にどうやって描くか等の制作工程は、ホノカ先生が説明していますので、良ければ昨日と一昨日のブログもあわせてご覧ください。

今回の作品は冬にぴったり。椿の花とサザンカをじっくりと観察し、赤の中にも寒色を織り交ぜて絵具を塗り重ねました。完成した絵を手に持ってみると、背景がテラテラと光を反射し、高貴な雰囲気があふれて見えています。しかしこうして写真で見ると、銀を一面に張った画面は雪景色のようにも見え、真っ赤な花とのコントラストがなんとも美しいですね!子供たちが一生懸命塗った花や葉は、水彩絵の具で塗ったとは思えないほど、重厚感がありました。

椿全体のシルエットはかなりぽってりとしていて、花粉の鮮やかな黄色が、赤にも負けないくらい目立って見えるのですが、どうしても開ききっていない花やサザンカを描いている子からは「バラに似ちゃった」という相談が多かったです。
赤いし、結構複雑に花弁が重なってるからなぁ…わかる、似ちゃうよね、と話しつつ、影をくっきりと乗せてみたり、オレンジを少し多めに塗り重ねてみたりと、シンプルな赤い色でなくしてあげることでバラ脱却。少しずつ色を変えながら塗っていく皆の姿を見て、夏の油絵のカリキュラムを思い出しました。結果として、とても深みのある花が描けたのではないかなと思います。

仕上げに黄色い花粉の部分に、金箔を散らして完成!やはり金色の方が好きなのか、目を輝かせている子供たち。ちらちらと銀とは違う光り方をする金箔に楽しそうにはしゃいでいました。
光の入り方によって姿を変える銀箔画。是非、開花時期の間だけでも、お部屋に飾ってみてくださいね!

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花々開花

2023-02-08 23:46:38 | 小学生 絵画

だんだんと日が長くなってきましたね、ナツメです!ホノカ先生に引き続き、小学生クラスの1月のカリキュラム、銀箔画についてご紹介します!制作の仕方は昨日のブログをご覧下さい!

大人の方でも箔を貼る経験なんて滅多にないのではないでしょうか?今回はどの子も初めて見る/触れる箔に興味津々で作業していましたのが印象的でした。こんなに薄い金属があるなんて信じられませんよね。昔自分が小学生クラスで箔貼りをした時にあまりの薄さに全然上手く貼ることができなかったのをよく覚えているので、教える側になった時に内心不安でしたが千切れたりずれたりすることはあれどどれも想像以上の出来映えでした!先生の見本やデモンストレーションのように綺麗に貼れないことを悲しむ子も少なくありませんでしたが、1番初めに選んでもらった赤か黒のパネルの色が裂け目から覗くため最終的には良いアクセントになっています。

こうして全員の作品を並べて見ると、本当に同じ花を見て描いたのか!?と思うほど千差万別ですね。油絵などのカリキュラムだとそれぞれ描くものが変わるため、こうしてみんなで同じモチーフを描く機会があると情報の拾い方のバリエーションの豊富さに驚かされます。パレットに出す色を56色に絞って描いてもらったのにも関わらず、色彩も豊か!制作が進むにつれてアトリエに花が咲いていくような光景は壮観でした。

箔を使っているため見る角度によって光の反射が変わってきます。今回使ったパネルも手頃な大きさですので、ぜひ手元でくるくる回して見え方の違いも楽しんでもらえたらと思います!

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ギラギラの作品

2023-02-07 18:36:17 | 小学生 絵画

冬服の重さで肩こりが無限になっています。ホノカです。
今回のブログでは小学生クラス1月のカリキュラムである『銀箔画』について、そのやり方をご説明します!これまでも小学生クラスで日本画の仕上げに小さい箔を貼って仕上げる事はありましたが、全面を箔で覆うことはなかったためかなり新しい挑戦だったのではないでしょうか。

箔を貼る(銀箔・赤黒両面色違いボード・椿油・箔糊・ベビーパウダー)

まず、箔を貼るために上記の材料を用意しました。今回カリキュラムの実施にあたり、実際に銀箔を貼るテストを行った所、先生であっても銀箔を破れや欠けがない状態で完璧に貼ることが難しかったため、あえて銀箔が貼れていない箇所があっても良いように、赤と黒の表裏で色がついているボードの好きな面を選び、箔を貼りました。
貼り方は、銀箔と、その上に銀箔一枚ごとに入っている薄紙を重ねて、脱脂綿などで椿油を少しずつ付けます。そうすることで、油の力で銀箔と薄紙が仮止めされるため、箔を持ち上げることができます。箔は単体で持つと静電気ですぐに手にくっついてしまったり、ちぎれてしまうため薄紙に仮止めすることで扱いやすくしています。そして、ボードに箔糊をたっぷりと塗り、薄紙ごと銀箔を持ち上げて貼り付けます。銀箔に触れる時にはベビーパウダーを手や箸につけてサラサラの状態にすることで、くっつきを防止できるので常に側に置いておきましょう。


赤に貼った銀箔・黒に貼った銀箔 / 銀の変色防止剤貼付 / 椿・山茶花の描き方説明

そして箔を貼ったものが上の写真です。チラリと見えるボードの色が違うだけで印象も変わってきますね。また、銀は年月と共に、空気中の微量な硫化水素と反応して硫化してしまい黒く変色します。酸化による変色を完全に防ぐことはできませんが、少し遅らせることができる変色防止剤(液体)を2回塗ります。しかし銀箔はいくら薄いと言っても金属なので、水分ははじかれてしまいます。そのため、2回に分けてしっかりと重ね塗りしていきます。
変色防止剤を塗っている間に椿や山茶花の下書きをしていきます。椿も山茶花もおしべとめしべの部分が特徴的です。また、花びらもそれらを囲うように湯呑みのような立体感をしているため、よく観察しながら下書きを進めます。


花のスケッチ / 日本画用カーボン紙『念紙』 / 銀箔ボードに絵を写す

下書きは日本画らしく、できれば1本の線でしっかりと描きましょう。下書きが完成したら、配置を決めて「念紙」を使って箔を貼ったボードに写していきます。黒い普通のカーボン紙でも実験しましたが、鉛筆の凹みができるだけで銀の上には黒い線は写りませんでした。不思議。


水色の念紙なので薄くしか写らない / 下描きと照らし合わせながら油性ペンでなぞる / 胡粉入りジェッソでぼってり盛り上げ

念紙で写した線は水色なことに加えて、銀箔が光を反射するので、角度によってはその線が見えないほどになります。そのため、油性ペンで線をなぞり、下書きの線が見えやすいようにしていきます。そしてなぞった線を踏まないように塗り絵の要領で胡粉入りのジェッソを塗ります。水彩絵具は粘度が低いため、完成後にせっかく塗った絵の具が割れてしまわないように、下地としてジェッソを塗っています。

先述のように今回は子供用水彩絵具を使用したので、ひび割れないでジェッソに食いつきを良くするように、水彩絵具にアクリル用ペインティングメジウムを混ぜながら塗っていきました。赤をベースとして、黄色を混ぜて朱色の、青色を混ぜて渋い赤で、同じ赤系の花でも少しずつ違った印象の作品ができましたね!

銀箔を貼るのが大変だったことももうかなり前の記憶になってしまったかもですが、なかなかできない体験ぜひ色んなところで見せびらかしてください!

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箔押し懺悔

2023-02-06 23:48:28 | 小学生 絵画

さざんか山茶花、咲いた道♪
焚火だたきびだ、落葉焚き♪
オバラです。最近、痴呆の父がいよいよ子どもに帰ってきて、車椅子やベットの上で、よく童謡を歌います。現役の頃はカラオケなんて大嫌いで、鼻歌すら聞いたことがなかったので「へー、歌なんて謡うんだ!」とちょっと感動。最後まで一生懸命歌うので「上手だねぇ。」と頭をなでながら褒めるとニコッと笑い、かわいいなぁと思います。

って、そんな介護の話はどうでもいいんだ!
小学生クラス新年のカリキュラムは『銀箔画で椿を描こう』だったのに、さざんかを採って来てしまいました!実家に立派な椿の木が3本(赤・ピンク・白)あるのですが、あまり咲いておらず、さざんかだけがわしゃわしゃ咲いていたので、これも椿だろうと間違えてしまった!
椿は枯れる際に首からもげるはずなのに、花弁が1枚ずつはらはらと散るのでおかしいとは思ったんですよ。
椿の親戚の山茶花を、小学生に椿と偽り描かせてしまいました。しかも、それを知ったのが描き終わった後…

皆ごめんなさい。左と中央がツバキで、右がサザンカです。
このブログを読んでいる保護者様、持って帰った絵を見て「これ、椿じゃなくて山茶花だって。ノリ先生が間違えたんだって。」と教えてあげてください。
年末には今年が30周年と間違えるし、年始には花の種類を間違えるし、介護が必要なのは私の方ではないのか?トホホ過ぎる。申し訳ございませんでした。

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型にはまらない

2023-02-04 15:57:54 | 大人 油絵・アクリル


岡崎 油彩

本日は、岡崎さんの作品をご紹介します。
こちらは、ご自身が撮影した雑木林の写真を元にして描いた油彩です。
実際の写真に比べると木の生え方やシルエットなど不思議な形をしていますね。描く上では、本などで得た絵の作り方や構図などの様々な知識をインプットしながら試行錯誤を重ね、完成へと導きました。

作者曰く、本当はもっと下から木々を見上げたような状態を描きたかったと仰っていました。
途中、作品の写メを撮り、プリントアウトした上からボールペンで加筆したりしながらの制作で、私もアドバイスをするというより、この絵がどういう風に展開していくのかを興味を持って見ていた感じです。

絵を近くで見てみると、葉っぱを物凄く緻密に描いており、黄色や青系の色が下から見え隠れしていますが、それらが複雑な色味を演出しています。
確かにこれが実際の葉っぱの色かといえば違うのでしょうが、それが逆に面白いところです。
そして背景の木々は桜なのか、何故かピンク色をしています。

とにかく型にはまらない、そんなところがこの絵の魅力でしょう。

作品のど真ん中には枝が二手に分かれた木、その背後の山形の木には、向こうが見えるような穴がぽっかり開いている。そんなところを見ても平面だけではなく、粘土などで立体を作ったら何か面白いトリッキーなものを創造してくれそうです。
こらからもどんな絵を描いていくのか目が離せない方です。楽しみにしています。

ユーチューブでは、作品を画面に近づけて詳しく解説しています。是非ご覧になって下さい。
岡崎さんの作品動画紹介はこちら

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全体を観ること

2023-02-03 14:35:30 | 大人 油絵・アクリル


鈴木m 油彩

大竹です。今回ご紹介させて頂くのは大人クラスの鈴木さんの油彩です。曇り空を裂くように山々が連なり、大地には牧草地が広がっています。ごつごつとした山肌は油彩らしく絵の具をたっぷり使用し、様々な色を覗かせています。隣の色と馴染ませる部分と、色をパッキリと区切る部分とで前後感を出し、より奥へと空間の広がりを感じさせてくれますね。また、山のシルエットは荒々しくとも、使われている豊かな色彩によって画面全体が穏やかに見えていますね。その緩急のバランスからは、鈴木さんの長年の油彩経験と技術が光ります。
山の手前には木々が立ち並び、奥は暗くなる程に緑が密集しています。そして上空では厚い雲が蓋をかぶせるように空を覆い隠しています。画面真ん中から上半分は密集・行先を塞ぐ様に描かれていますね。その対比として、下の広々とした牧草地では2匹の家畜がのびのびと過ごしている様子が伝わってきます。また、画面上半分は描き込みが多い分、下半分の牧草地はフラットに描かれているのも粗密のバランスが取れていますね。牧草地はフラットに、と言いましたが、単調にならないよう色合いには緩やかな変化を作り、背後の木々や山に負けない程度に描き込まれています。描くものが沢山ありますと、1つ1つを部分的に見てしまいがちですが、鈴木さんの作品はしっかりと全体を観て描く事が出来ていますね。

一筆一筆に、作者が心惹かれた風景をキャンバスの上に表そうとする意思が感じられます。日々仕事や日常、寒さに身を削られていますとこうした穏やかな風景への憧れの気持ちが出てきますね。絵を通じて、作者がこうした景色のどこに魅力を感じるのかを知ることが出来るのもまた絵画の面白さと言えるでしょう。

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花畑とことりたち

2023-02-02 23:50:12 | 幼児


普段は小学生、学生クラスを担当しているマユカです。本日は大竹先生に代わり、幼児クラスを担当させて頂いた様子をお伝えしていきたいと思います!
今回は、花に囲まれて鳥と遊んでいる様子を描いてもらいました。カラフルな画面がとてもきれいです!以前アトリエで教えた横顔の描き方よりも難しい方法に挑戦してもらったので、慣れない描き方に苦戦しながらも、目のあたりを少しくぼませる、鼻を高く出す、唇を描く等、小原先生の見本を参考に丁寧に形を描いていました。とても上手に描けていますね!
肩と手元には小鳥が遊びに来ています。顔にはそれぞれ個性があってかわいい!花が色とりどりなため、白や黄色などの抑え目な色を使っています。


クレヨンで下書きをした後は、あらかじめ作ってあった様々な色を、各々がきれいだと思った組み合わせで塗り、色とりどりの花を画面に咲かせました。少し水っぽくしてある絵の具なので、クレヨンで下書きした部分が浮き出て模様のようになっています。花も一色だけでなく、水色とピンクを混ぜてみたり、グラデーションのようにしてみたり…ここにはどんな色を入れたらいいかな、と考えながら制作していました。

今回初めて幼児クラスの子供たちのお手伝いをさせてもらいましたが、ここはこうやって塗るときれいに塗れるよ!などのアドバイスに元気に答えてくれたり、ここはこんな感じに描くんだ!と、楽しそうに教えてくれたりと、初めましての私にもすぐに打ち解けてくれました。幼児クラスのみんな、ありがとう!またお手伝いさせてもらえる機会があったら、よろしくね!

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描いて得る学び

2023-02-01 23:58:15 | 大人 油絵・アクリル


原 油彩 模写

日が長くなってきましたね、ナツメです。今日は昨日の大澤さんに続き、模写をされた原さんの作品をご紹介します!今回はルノワールの<レース帽子の少女>()とヴィンターハルターの皇妃エリザベート()の肖像画の2作品を模写されました。

右の作品、ルノワールは境界をふわっとぼかすような画風なので形を写し辛く、模写の1枚目にはかなり難しかったのではないでしょうか。画風の曖昧さに出るあどけなさややわらかい雰囲気を上手く捉えて描かれています。背景の絶妙な色の変化に対して帽子や袖には色相の差がはっきりとした色が使われており、元の絵に比べても全体的に色味が豊富で楽しい印象を受けます!

そして左の作品。きりっとこちらを見据える目やまっすぐに伸ばした背筋に、皇妃の凛々しく気品のある雰囲気を感じます。サテンのような生地でしょうか、高級なツヤのある布、そして丁寧に結われた髪などの質感を丁寧に描写されたため、佇まいに加え身分の高い女性であることまで伝わってきます!このようなふくよかな体型なで肩の境目が全く判らない視点から描くと厚みのないぺらぺらとした体になってしまいがちなのですが、盛り上がっているところに比べて奥に回り込んでいる部分は少し暗くするなど絶妙な明度の差を使い分け、見事に表現されました!

どちらも女性がメインとなっている絵画ですが、並べてみると成長が一目瞭然ですね!お手本の絵があるとはいえ、両方とも色が乗せにくい白い服を着用していたりほぼ真横からのポーズだったりなどと難易度の高い画面でしたが、何度も修正を重ねて完成されました。作品の模写は、画力を上げるだけでなく普段自分ではしないような色使いや筆の運びに気付くため作風の幅を広げるきっかけにもなります。また、眺めていると青に見える色も実際に写し取ると全然違う色だった!というような気付きも多いです。原さんの大成長からも分かる通り沢山の利点があるので、好きな絵画の一部分だけでも写してみると意外な発見や学びがあるかもしれませんよ!

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