優緋のブログ

HN変えましたので、ブログ名も変えました。

「図書館革命」

2010-05-04 17:07:48 | 読書
図書館革命
有川 浩
メディアワークス

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正化34年1月15日。
敦賀原子力発電所が、深夜大規模な襲撃を受けた。

その襲撃の手口が、ある作家の作品に酷似していることから、メディア良化委員会は、その作家を拘束しようとする。

対テロ特措法が治安維持の名の下に大規模な言論狩りを開始するきっかけになろうとしていた。

「言論狩り」を阻止するため、図書隊は作家を保護する。
執拗に作家を奪い取ろうと画策するメディア良化委員会と図書隊との知恵比べが始まる。


「図書館戦争」は、面白いがちょっと荒唐無稽な感じがしたが、こういう言論狩りはひょっとして現実に起こりうるのではないかと思わせるリアル感がある。

実際、今でもメディアでの言葉の自主規制がある。
差別を廃する為と称する、言葉のしばりは現実にあるのだ。
それが、拡大解釈されていったら・・・。

文学や音楽を自由に表現したり、楽しんだりすることが出来なくなったら、どんなに苦しいだろう。

今、自分にすぐに降りかからないからといって、政治に無関心でいると、とんでもないことになる。
庶民は、賢くならなければ…。


ただいま~

2010-05-04 16:34:10 | おぼえがき
仙台~苫小牧の船旅往復は久しぶり。
船のたびは、船酔いさえしなければとっても楽。
なんと行っても、寝ている間に着いちゃうんですから。

それに、晩御飯、朝ご飯の支度もしなくていいし、お風呂にも入り放題。
主婦にはうれしい休暇です。

ところで・・・
今回、出発の日、天候が悪かった。
低気圧が来ていて、停滞気味。
海も荒れ模様で、出航予定に変更はないものの、到着が遅れるという予想だった。

その情報に、旦那がソワソワ。
翌日に出発を延期しようと言い出した。
えー、今からフェリーや宿泊、食事の予約変更はいやなんですけど・・・

渋る私を尻目に、旦那は次善の策を練りだした。
結局、フェリーが満席で取れないため、旦那のみ陸路で、後の皆は予定通りフェリーで行き、苫小牧で合流、ということになった。

台風でもないのに、このくらいの雨風でひるむなんて、よっぽど体調に自信がないんだな、と思った。
体調が悪い時って、ひどい船酔いをするんですよね。
あれは、けっこうつらい。

子どもたちに酔い止め薬を用意して、雨のなか荷物を積み込み、いざ出発。
仙台駅までは一緒に。そこから、二手に分かれます。

フェリーには何度も乗ったことがありますが、車を運転して積み込むのは、初めて。
次男は、私の運転技術に非常に疑念を抱いています。
「お母さん、道間違えないでよ。ぶつけないでよ。」と助手席で、目を光らせます。

「大丈夫だってば。」と言いながら、危うくフェリー埠頭を通り過ぎるところでした。
あぶない、あぶない。
次男のフォローで、何とかフェリー埠頭にたどり着き、乗り込むことが出来ました。

船に乗り込んでしまえば、もう大丈夫。
後は、寝て待て…です。
おっと、その前に「車を置いた場所、ちゃんと確認するんだよ。覚えておかないと、探すことになるから。」
OK、OK。ちゃんとエレベーターで、確認用紙を取りました。
後は、カーナビちゃんの助けを借りて、苫小牧駅まで旦那を拾いに行くだけです。

「お母さん、あんまり飲み過ぎないでよ。明日、俺が変わりに運転なんて、カンベンだよ。」と次男に釘を刺されつつ、その夜は終わったのでした。

   
   つづく(かもしれない)