優緋のブログ

HN変えましたので、ブログ名も変えました。

「図書館戦争」

2010-05-20 20:31:19 | 読書
図書館戦争
有川 浩
メディアワークス

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本が狩られる時代。
そんなことが本当にあるのだろうか。

ないと言い切れるだろうか。この政治不信の時代。

投票率が50%を切ることも不思議ではない現代、派手な事件にまぎれ、表現の自由がいつの間にか制限される法律が制定される危険がないと、誰が言い切れるだろう。

「誰が議員になっても同じ」そう言って、投票に行かない人がいる。
「誰に入れたらいいかわからない」そう言って、投票に行かない人がいる。

行かないのは自由だ。
でも、そうやって選出された議員たちが法律を決めてゆく。それも現実なのだ。

どんな利害や権益があって法律を決めてゆくのか、私たちにはわからないことも多い。
だが、誰を代表にするかは、私たち自身が決めなければならないし、その人たちを監視するのも私たちの義務だ。

もし、それを怠ったとき、「図書館戦争」に描かれているような「メディア良化法」などというばかげた法律が通ってしまう危険性があるのだ。

そして、もしも、そんな法律が出来たとき、私は「図書館戦争」に描かれているような人々のように、命を賭してまで本を守る勇気があるだろうか、と思った。

家出少女(Music Video) / 中村 中

2010-05-20 13:33:12 | レビュー
家出少女(Music Video) / 中村 中


若いころ、早く自立したくてたまらなかった。

親が嫌いなわけでも、家が嫌いなわけでもなかった。
むしろ、何でも出来て、働き者の母を尊敬していた。

女性としては、絶対敵わない。
何か別の道で親を超えたかった。

でも、母は、女の子の一人暮らしを許さない。
自由が欲しかった。

家出する勇気のない私は、早い結婚を選んだ。
それも、皆が反対する相手との。
いい子だった私の、初めての反抗だった。

みんな、いろんな形で、親に反抗して親を超えていくんじゃないだろうか。
何でも、言うことを聞いている子は、かえって心配だ。

いつか、子どもは親の元を離れていく。
死ぬときまで、子どもを連れて行くことは出来ない。

「お母さん、大丈夫?」
最近、子どもによく心配されるようになった。
大丈夫だよ、お母さんのことは心配しないで、自分の道を行きなさい。そういってやりたい。


中村 中

家出少女



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