昨日まで聞こえていた耳が突然聞こえなくなったら・・・。
それが、多感な中学生のとき襲ってきたとしたら・・・。
中途失聴者の苦悩は、以前「ほちょうきとりて」と言う冊子を読んで知った。
周りの人と、思うようにコミュニケーションが取れないつらさ。
先生の言っていることが聞き取れない、仲間の話しに入っていけない。
補聴器を使ってやっと拾える音も、以前のものとは違う。
この世で一番大好きだった人の声さえも、昔のようには聞こえない、悲しさ。
もう、誰にも会いたくない。
そんな風に、引きこもりになってしまうのも無理からぬこと。
突発性難聴になった毬江は、こうして不登校になってしまう。
大好きな小牧のいる図書館へも行かなくなってしまう。
小牧は、毬江のために携帯を買う。毬江と同じものを。
メール交換したり、筆談の代わりに携帯を使って会話をするためだ。
小牧は休日返上で、親身になって毬江の世話をし、そのお陰で鞠江は復学し、無事高校入試も突破する。
ある時小牧は「レインツリーの国」と言う本を毬江に薦める。
その本が、思いもよらぬ事件を引き起こしてゆく。
それが、多感な中学生のとき襲ってきたとしたら・・・。
中途失聴者の苦悩は、以前「ほちょうきとりて」と言う冊子を読んで知った。
周りの人と、思うようにコミュニケーションが取れないつらさ。
先生の言っていることが聞き取れない、仲間の話しに入っていけない。
補聴器を使ってやっと拾える音も、以前のものとは違う。
この世で一番大好きだった人の声さえも、昔のようには聞こえない、悲しさ。
もう、誰にも会いたくない。
そんな風に、引きこもりになってしまうのも無理からぬこと。
突発性難聴になった毬江は、こうして不登校になってしまう。
大好きな小牧のいる図書館へも行かなくなってしまう。
小牧は、毬江のために携帯を買う。毬江と同じものを。
メール交換したり、筆談の代わりに携帯を使って会話をするためだ。
小牧は休日返上で、親身になって毬江の世話をし、そのお陰で鞠江は復学し、無事高校入試も突破する。
ある時小牧は「レインツリーの国」と言う本を毬江に薦める。
その本が、思いもよらぬ事件を引き起こしてゆく。
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