今は倒産してしまった青山堂書店、嘗ては此処でも絵葉書を出していました。その中に鳥海山があるのですが、ふつうは観光絵葉書にする場合、酒田市から見た鳥海山です。ところがこの観光絵葉書組に収められた鳥海山はなぜか虫穴を背後にして七高山に向かって歩く団体。あれっ、ここは遊佐町なんですけど。
こういうところを絵葉書にしたというのも珍しいです。しかも表面の説明には「鳥海山(酒田市)」と書いてあります。他の組の絵葉書が雑じり込んだのかと思ったらタトウ(絵葉書の入っている袋)にはその内容で載っていたので間違いないようです。虫穴とも七高山とも書いていないのでこの一組を購入した人はこの葉書だけなんだか???と思ったのではないでしょうか。
地元の昔からの書店、白善書房、中村書店、青山堂書店、小村書店、これらは既にすべてありません。今あるのは山形に本社がある八文字屋、あとは県外資本の書店が少しばかり。読みたくなるような本はまずおいてありません。でも紙の本屋さんにまだ客が訪れるというのは少しだけ救われるような気がします。
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