清水、大清水、出清水。以前も書いたことに重なるのですがこの読み方。地名というのはいうのはいくら訛ろうとも現地の呼称が優先するでしょう。この場合、シズ、オシズ、デシズと呼びます。
※地図は昭文社 山と高原地図 鳥海山 1986 より
田村寛三「続々酒田ききあるき」にも「当地方では清水のことを『スズ』と呼んでいた」とあります。今は皆さん標準語もどきを使うようになってどう呼んでいるかはわかりませんが出清水は「デシズ(デスズ)」と呼んでいました。清水はこの辺りでは「スズ」なまりがつよければ「シズ」に聞こえます。「シ」と「「ス」の間でしょうか。今は皆さん標準語もどきを使うようになってどう呼んでいるかはわかりませんが出清水は「デシズ(デスズ)」と呼んでいました。
後年同じ場所に寄ったときはその湧水は無くなっていました。あとから人からきいたところによれば国道7号線バイパス工事の時に(上の地図では「おばこおけさライン」)地下湧水の水脈を壊してしまったそうなのです。
※地図は昭文社 山と高原地図 鳥海山 1986 より
こちらは遊泳な百宅口大清水。案内などでは大清水、オオシズと仮名が振ってあるかもしれません。ここは湧水がたっぷり湧き出ているので大清水。近くにはもう一か所湧き出ているところがあってそちらは清水。長年鳥海山の湧水を調べてこられたOさんは現地で地元が人がオシズ、シズと呼ぶのを確認したそうです。
我々も奥山林道経由で百宅口行くときもオシズへ行くとみな言ってました。オオシズ、オオシミズとは誰も言いませんでしたね。
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